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記事/チュートリアル
レコーディングエンジニア・深田晃さんが語る、ピアノ、アコースティクギター、ボーカル等の録音に適したマイクプリアンプ。
レコーディングエンジニア・深田晃さんが語る、ピアノ、アコースティクギター、ボーカル等の録音に適したマイクプリアンプ。
レコーディングエンジニア深田 晃さん『UH-7000』は開発中の音質評価用素材の録音の時に初めて使用しました。小型のわりには調整つまみが大きく、視認性がすごく良いという印象がありました。普通のステレオマイクアンプかと思っていましたが、実機を見てオーディオインターフェースにもなるし、スタンドアローンでも使える非常にフレキシブルな使い方ができるマシンだと感じました。実際様々なDAWでテスト使用してみました。ProTools11 等何の問題もなく接続できますし、PC用のコントローラも分かりやすく使い良いですね。そして一番重要な音質ですが、透明感がありメリハリがはっきりしたとても良い音質を持っています。そしてレンジがとても広く色付けがないという印象を持ちました。これならピアノやアコースティクギター、Vocalなどのアコースティク楽器の録音には最適ですね。今、仕事としてはPCM192/24とかDSD5.6とかのハイレゾで録音することが多いのですが、『UH-7000』とDA-3000を持っていけばPCがなくても安心してハイレゾ録音が可能です。DAWを使用するとしても『UH-7000』があればマイ
DA-3000
UH-7000
レコーディングエンジニア・小崎弘輝さん 「実際に鳴っている音をそのまま再現するという意味では、非常にレベルが高くマイクプリアンプとしても活用することができるクオリティです。」
レコーディングエンジニア・小崎弘輝さん 「実際に鳴っている音をそのまま再現するという意味では、非常にレベルが高くマイクプリアンプとしても活用することができるクオリティです。」
『UH-7000』を箱から取り出してまず感じたことですが、非常に作りがしっかりしています。スタジオの外での録音にも安心して使えそうです。まずはアコギと女性ボーカルのレコーディングで使用してみましたが、非常にソリッドで、そしてナチュラルな音質だというのが最初の印象です。S/N比も良くゲインも十分に稼げるので、アコギのアルペジオも安心して収録できました。 ボーカル用途では、女性ボーカル、もしくは倍音成分の多い男性ボーカリストに適していると感じました。無理な色付けは何もせず、高域から中域、低域までバランスのいいサウンドです。特に中域の密度が高く、また、耳につかない高域の自然な伸びが好印象でした。得意としているポップス系、最近の音楽に適した機材だと感じました。続いてドラム収録の際に、スネアドラムの表と裏に使用してみました。 マイクはどちらもSHURE SM57を使用したのですが、アタックの抜けが非常に良く、スナッピーも耳障りにならずしっかりと細かい演奏表現を捉えてくれました。解像度が高いので、オーバーヘッドに使用してもいいかもしれません。メーターがついている点も、マイクプリ用途での視認性向上に
UH-7000
ミュージシャン・IWAO(山口岩男)さん 「すごく高級感があるね、かっちりタイトな感じで。生音がしっかり太く録れて、どんなものにも合うと思う。」
ミュージシャン・IWAO(山口岩男)さん 「すごく高級感があるね、かっちりタイトな感じで。生音がしっかり太く録れて、どんなものにも合うと思う。」
まず電源が別になっていて、これだけで安心感があるね。トランスは大事。バスパワーとか電源アダプターとか色々あるけど、それでちゃんとした録り音になるのかって不安に思う事もあって。世代的なものかな。「アンプ系はでかくて重くないと!」っていうのがあって、そういう部分ではアナログ心をくすぐってくれる製品だね。筐体もしっかりして重さもあってかっこいいよね。音色はどっしりした、かっちりした、タイトな締まった音。オーディオインターフェースは高いものも安いものも色々使ってきたけど、完全に高価格帯の音。すごく高級感があるね、かっちりタイトな感じで。生音がしっかり太く録れて、どんなものにも合うと思う。ベースなんかも輪郭がはっきり録れると思う。輪郭がはっきりするから後の処理もしやすいね。あとはプレイバックで使ってもタイト。リスニングで心地よく聴くというよりは、向き合って聴く音だね。すでにインターフェースを持っている人はマイクプリ、僕らの業界ではHAって言うけど、HA的に使うのも面白いよね。僕の場合はモニターもDYNAUDIOだからタイトな音が好きなのかな(笑)。今はいろんなインターフェースがあって、値段は安く
UH-7000

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