2017年5月11日の札幌公演を皮切りに、7月3日の石川公演まで21都市23公演にて開催された「斉藤和義 弾き語りツアー 2017“雨に歌えば”」から、6月21日に中野サンプラザホールにて行われた東京公演の模様が映像&音源化され、2017年10月25日にリリースされました。
今回のツアーでは、全公演においてデジタルマルチトラックレコーダー『DA-6400』や『DR-100MKIII』『TM-2X』などTASCAMのレコーダーが収録に使用され、その感想を斉藤和義さんの担当ディレクター兼カメラマンの佐々木コウさん、ツアーモニターエンジニアの山田 博久さんに伺いました。
ティアック:今回、TASCAMを使ってみようと思ったきっかけは何でしょうか?
佐々木さん(以下敬称略):TASCAM製品はライブ録音する際に簡単な操作で録れるという前評判でしたのと、斉藤和義モデルを出しているギブソンさんとの繋がりです。
ティアック:実際に使用してみていかがでしたか?
山田さん(以下敬称略):使いやすく、この大きさの機材で64ch録音できることに驚きました。
ティアック:ツアーを通してご使用頂いた感想は?
山田:セッティングはケーブルを1本繋ぐだけでトラブルもなく、安心して使えました。
ティアック:今回Danteシステムを初めて導入されたとの事でしたがメリット/デメリットなどありましたか?
山田:今回のDA-6400などを新しく使えるようになったことはメリットだと思います。
ティアック:今回のコンサートの収録で使われたチャンネル数を教えてください。また今後はもっと増えていきますか?
山田:今回は、弾き語りで16回線使用しました。
バンドでは、40~50回線になると思います。
ティアック:実際に使用してみていかがでしたか?
佐々木:これはカメラのシューに取り付け、MIC入力に繋げるだけなので凄く簡単に良い音質が手軽に録れました。
ティアック:TM-2Xを使用する前と使用した後では、どう違いましたか?
佐々木:SONY α7sIIに装着して使用しました。カメラ内蔵のマイクはマイク位置が変えられず、会館ごとに撮影場所が違いましたが、TM-2Xを装着することで、その都度ベストな環境で録音できました。
ティアック:実際に使用してみていかがでしたか?
佐々木:こちらはライブ会場の一番前でカメラと三脚の間に設置し使用しました。音や操作性は申し分なく、HDMIケーブル1本でスタートがリンクするところが良かったです。
斉藤和義
1993年8月25日にシングル『僕の見たビートルズはTVの中』でデビュー。
翌年にリリースされた『歩いて帰ろう』で一気に注目を集める。
代表曲である『歌うたいのバラッド』『ウエディング・ソング』『ずっと好きだった』『やさしくなりたい』は様々なアーティストやファンに愛される楽曲となっている。
自他共に認めるライブアーティストであり、弾き語りからバンドスタイルまで表現の幅は広い。
また自らの音楽活動に加え、様々なアーティストへの楽曲提供、プロデュース等も積極的に行っている。
2011年には稀代のドラマー、中村達也とのロックバンド、MANNISH BOYSの活動もスタート。これまでに3枚のオリジナルアルバムを発表している。
2017年2月22日にニューシングル『遺伝』をリリース、5月から7月にかけて全国23公演の弾き語りツアーを開催し、実に7年半ぶりに弾き語りライブ作品として10月25日にリリース。25周年イヤーとなる今年3月14日に19枚目となるオリジナルAL「Toys Blood Muisc」をリリースし、3月30日より全国41都市47公演のワンマンライブツアー
KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2018 “Toys Blood Music”で全国をまわる。
2018年3月14日リリース
19th Full Album
初回限定盤 VIZL-1800 ¥3,800+税
通常盤 VICL-65100 ¥3,000+税
特典DISC ※初回限定盤のみ付属
アナログLP盤 VIJI-60400 ¥3,800+税 ※2500枚生産限定
SideA
SideB