インタビュー・レビュー, 導入事例

YURiKA配信ワンマンライブ「デッドヒート〜RED vs BLUE~」収録レポート

10月9日に開催された人気アニソン歌手YURiKAさんの配信ワンマンライブ「デッドヒート〜RED vs BLUE~」のバックアップ収録システムとして64チャンネル デジタルマルチトラックレコーダー/プレーヤー『DA-6400dp』とクロックジェネレーター『CG-2000』をご使用いただきました。

その使用感について録音を担当されたブリリアントスタジオの大串浩彰さんにお話を伺いました。

当日の収録システムを教えてください。

配信ミキサー兼レコーダー:Avid ProTools HDX、MADI I/O、HD I/O
MADI分配器:RME MADIface USB
サブレコーダー:TASCAM DA-6400dp
クロックジェネレーター:TASCAM CG-2000

DA-6400dpをご使用いただいた感想をお聞かせください。

以前は収録時のサブレコーダーとして 同社のX-48を業者よりレンタルしていました。 今回DA-6400dpを初めて使用しましたが、多少の知識があれば取説を読むこともなく簡単に操作することが可能です。私も本番でDA-6400dpのデモ機をお借りして実戦投入しましたが、何のトラブルも無く簡単なオペレートのみで安定した録音を行う事が出来ました。

全ての情報はフロントパネルのディスプレイに集約されており、設定も素早く簡単に呼び出すことが可能です。収録後はフロントに設置されているSSDを取り出し、そのままPCへ収録データをコピーできる等、以前のX-48を継承しているところはとても助かります。

また安心できる機能として『AC電源リダンダント機能(DA-6400dpのみ)』が搭載されていたりと、現場で起こりうる電源トラブルなどを配慮した設計作りとなっています。今後普及しつつある配信収録の現場などで、64ch同時録音が1Uで収まるコンパクトレコーダーとしては、常にマストアイテムとなるのではないでしょうか。

CG-2000をご使用いただいた感想をお聞かせください。

今回の音楽配信と収録に際し、CG-2000をクロックマスター、Avid ProTools HDX MADI I/O、HD I/O、DA-6400dpをスレーブとし、シンプルな構成で使用しました。外収録で求めるクロックマスターとして重要なことは、安定したクロックと電源供給です。

CG-2000はこのトラブル回避を考慮した『リファレンスリダンダント機能』と『電源リダンダント機能』や、万が一クロックがドロップアウトまたは復帰時に、ノイズや音切れを発生させない『グリッチレス リロック回路』など、リカバリー機能が豊富に備わった信頼の持てる業務用クロックマスターで、今回は安心して収録現場に臨むことが出来ました。

このCG-2000は豊富な入出力を備えており、高精度10MHz対応入力や12系統のワードクロック出力、NTSC/PAL/HD Tri-level等の多様なビデオクロック入出力にも対応しています。細かい設定は1つのディスプレイに集約されており、簡単に呼び出し、設定が可能です。またこれらの豊富な設定を4つのプリセットとしてボタンで呼び出すことができ、設定をUSB経由でインポート、エクスポートが可能です。

今回はシンプルなセッティングでしたが、映像機器が絡む収録現場やMAなどのポストプロダクションで複雑なシステムを構築する際は、その豊富な入出力や機能と能力で本機の真価を発揮することと思います。

今後、TASCAMにご要望などございますでしょうか。

贅沢な話しですが、今後DA-6400dpがバーチャルミキサーandエフェクト内蔵や、外部ディスプレイ、USBマウスやキーボードの接続、フィジカルコントローラー対応などでオールインワン型デジタルミキサーandレコーダー(X-48の進化形)としてパワーアップすると、より一層需要が高まったりするのではないでしょうか。期待しています。

ありがとうございました。

 

プロフィール

YURiKA

10月29日生まれ、埼玉県蓮田市出身。
4歳でピアノをはじめ、幼少期より音楽に触れて育つ。
小学6年生のとき、アニソンのメッセージ性の豊かさに衝撃を受け、アニソンシンガーになることを決意。中学高校時代は合唱部で歌唱力を磨き、高校三年で『アニソングランプリ』に初挑戦、初出場を果たす。その後は学業と並行してライブ活動を行い、2014年、日本テレビ『歌唱王』に出演し全国6位、NHK『第1回アニソンのど自慢G』で優勝、2016年埼玉県坂戸市で行われたNHK『のど自慢』で優勝。

2016年、第一回TOHO animation RECORDS 次世代アーティストオーディションに合格。東宝芸能に所属。

2017年1月より放送スタートのTVアニメ『リトルウィッチアカデミア』のオープニングテーマ『Shiny Ray』を担当し、2017年2月22日に同CDでメジャーデビュー。

迷うことなきひたむきな眼差しとどこまでも響く歌声を持つ、アニメソング界の新星シンガー。

リンク
オフィシャルサイト:http://www.yu-ri-ka.com/

 

ブリリアントスタジオ 大串浩彰 

1978年生まれ。長崎県出身。
2000年よりスタジオにてエンジニアのキャリアをスタートし、2008年に独立。以降7年間のフリーランスのキャリアを経て、2016年に有限会社VERYGOOへ所属。
2018年、ブリリアントスタジオ設立と同時にフリーランスエンジニアとしての活動を開始。
2019年1月 株式会社ブリリアントスタジオを設立。
長年のキャリアを生かし様々なジャンルに対応し、特に歌の存在感を引き立てた艶のあるテイストを得意とする。

リンク
オフィシャルサイト:https://www.brilliant-studio.net/
 

 

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