Inter BEEにおいて国内外の様々なヘッドホンを存分に試聴できることから好評を博しているINTER BEE EXPERIENCE X-Headphone(ヘッドホン試聴体験展示)。4年前から、試聴用ハイレゾ音源のマスタープレーヤーとして、『TASCAM DA-3000』を、ヘッドホンディストリビューションアンプとして『TASCAM MH-8』を導入いただいています。
今回は導入いただいた経緯を、音響を担当された株式会社 sound design.の大内さんと事務局の高橋さんにお伺いしました。
弊社のヘッドホンアンプとオーディオプレーヤーを導入頂いたきっかけを教えてください。
高橋さん(以下敬称略):まずX-Headphoneを始めるときに、試聴環境の器材を事務局がレンタルしてご提供する必要がありました。事務局でヘッドホンのアンプとプレーヤーをどうしようかと考えたときにティアックさんにご相談をしたのがきっかけです。
その際に機材を選んでいただいてお借りしたのがDA-3000とMH-8です。4年前ですね。
そのときにはまだそんなに多い台数ではなかったのですが、X-Headphoneのコーナーで事務局が無償で機材をお貸し出ししていることが段々メーカーさんにも認知され、参加社も増えて規模も大きくなったという感じです。
まずはヘッドホンアンプについてお伺いします。
これまでMH-8を使った感想はいかがだったでしょうか?
大内さん(以下敬称略):本当にストレートなサウンドです。DA-3000のヘッドホン端子からの出音と同じ音がするのはさすがだなと思いました。悪いとこが見つからないですね (笑)
2系統の入力をスイッチで切り替える機能はいかがでしたか。
大内:これは便利ですね 。共通音源はDA-3000を使っていますが、その他にお客様が持ちこまれた音源も試聴できるようにしています。ステレオミニケーブルでMH-8に接続して、お客様がお持ちいただいた音源を試聴いただけるシステムになっています。共通音源と来場者音源の切り替えも簡単です。本当にいいですよね 。
DA-3000について、再生音源のファイルフォーマットや使用感について教えて下さい。
大内:24Bit/192kHzです。X-Headphoneは来場者の持ち込み音源だけでなく、共通音源で試聴される方も多いです。DA-3000を使用することで、192kHz再生できることが大きなメリットですね。
ちなみに今回のX-Speaker SRスピーカー試聴会ではSS-CDR250を使っていますが、前回まで共通音源の方はDA-3000を使っていました。DA-3000はディスプレーも見やすくて、格が上という気がしますね。
SS-CDR250は様々なメディアを手軽に再生することができるので、現場では重宝するのですが、最高の音を再生するにはDA-3000という気がしますね。ここぞというときに使っています。
お忙しい中、ありがとうございました。