DR-10L Pro
32ビットフロート対応ピンマイク付き小型オーディオレコーダー
声の録音を明瞭に、確実に、超コンパクトなピンマイク フィールドレコーダー
『DR-10L Pro』は、映画、ドラマ、結婚式、YouTube、Vlogなどの「声」をクリアに収録するピンマイク付きのポータブルオーディオレコーダーです。超コンパクトで軽量な本体サイズで、32ビットフロート録音により入力レベルを細かく設定することなく、ささやき声から叫び声まで超低ノイズで高解像度の録音が可能。電池による長時間の駆動が可能なため、スタンドアローンのバックアップシステムとしても使用できます。さらに、スマートフォンからのリモートコントロールや、Atomos製品を介してカメラとのワイヤレスタイムコード同期に対応し※、プロフェッショナルな要求に応えるレコーダーです。
※ 別売のBluetooth®アダプター『AK-BT1』が必要。
* Bluetooth®アダプター『AK-BT2』は対応しておりません。
メーカー希望小売価格 : オープンプライス
- 記録メディア : microSD カード(64MB~2GB)、microSDHC カード(4GB~32GB)、microSDXC カード(64GB~512GB)
- 電源 : 単4形電池×2本(アルカリ乾電池、ニッケル水素電池またはリチウム乾電池、別売)、パソコンからのUSBバスパワー
- 寸法 ( 突起を含まず) : 53 (幅) × 50.7 (高さ) ×21.4 (奥行き) mm
- 質量 : 65g(電池を含む) / 43g(電池を含まず)
- 動作温度 : 0~40℃
- 軽量、コンパクトでウェアラブルな設計
- ピンマイク(ラべリアマイク)が付属(ケーブル長:1.6m、マイククリップ、ウィンドスクリーン付)
- 32bitフロート録音とデュアルADコンバーターを搭載。入力レベル調整なしでささやき声から叫び声まで、高解像度の録音が可能
- MP3形式の録音が可能
- 大容量のmicroSDXCカード(最大512GB)に対応
- 単4形電池2本*¹で最大24.5時間の長時間駆動が可能
- 別売Bluetooth®アダプター『AK-BT1』装着により、リモートコントロールアプリ『TASCAM RECORDER CONNECT』から最大5台*²の同時制御・監視が可能。また、Atomos社製品とのワイヤレスタイムコード同期に対応
- 録音中、20秒ごとに録音データを自動で保存するオートファイルセーブ機能
*² 接続台数は周囲の環境や電波状況により変わる場合があります すべてを見る
- DR-10L Pro ×1
- ベルト用クリップ ×1
- USB ケーブル(Type A – Type C)×1
- TM-10Lピンマイク(ラべリアマイク)×1
- マイククリップ ×1
- ウィンドスクリーン ×1
- スタートアップガイド(保証書付き)×1
- TASCAM ID 登録ガイド ×1
- iZotope RX Elements ダウンロードカード ×1
目立たない超コンパクトサイズ
手のひらに収まる超小型サイズで、重量は、わずか65g※。映画や結婚式などの撮影で、マイクやレコーダーが映り込まないように衣服に隠して装着できます。また、付属のベルトクリップで簡単にレコーダーを取り付けることができます。
※電池を含む。
デュアルADコンバーターを用いた32ビットフロート録音で簡単設定、確実に録る
デュアルA/Dコンバーターを搭載し広いダイナミックレンジを確保。編集時に音量を上げ下げしても解像度を維持できる32ビットフロート録音に対応しています。わずらわしいレベル設定は不要で、録音スイッチをスライドするだけで簡単に音割れしない録音が可能。忙しい収録現場でも確かな録音をサポートします。また、大きな声も割れることなく明瞭にとらえることができるピンマイクを付属し、『DR-10L Pro』の32ビットフロート録音を最大限に生かすことができます。
最大24.5時間の長時間駆動とオートファイルセーブ機能
単4形電池2本で最長24.5時間駆動し※、結婚式、イベントや式典など長時間にわたる録音でも頻繁な電池交換は不要で、忙しい撮影現場でのクリエイターの負担を減らします。また、20秒ごとに録音データを自動で保存しているため、電池切れなど想定外のケースが発生した場合のデータ消失を最小限にします。
※リチウム乾電池使用の場合。
最大5台を同時にリモートコントロール可能なアプリ
iPhone、iPad、Android用の無償アプリ『TASCAM RECORDER CONNECT』を使用すれば、最大5台を同時にリモート操作できます※。アプリでは、トランスポート操作、録音設定、各個体をわかりやすく管理するための名称設定、波形のリアルタイムモニタリングが可能です。個別操作に加え、一括で録音・停止も可能です。
※別売りのBluetooth®アダプター『AK-BT1』が必要。
『TASCAM RECORDER CONNECT』の機能:
- 波形表示で入力音を視覚的にモニタリング
- 任意の名称やカラーを設定でき複数の機体をわかりやすく管理
- メタデータ情報(プロジェクト名、シーン名、テイク番号)をiXML データに記録
- アプリ内に本体のプリセットデータを保存可能。お気に入りの本体設定を瞬時に呼び出し
- スマートフォンやタブレットの時刻情報に本体時計を自動同期
※リモートコントロールアプリ名を『TASCAM RECORDER CONNECT』に変更しました。(2024年9月)
ワイヤレスタイムコード同期
『DR-10L Pro』を使えば、映像と音声のズレに悩まされることはありません。別売のBluetooth®アダプター『AK-BT1』を装着することによりAtomos UltraSync Blue経由でカメラ※とワイヤレスタイムコード同期が可能。これにより、複数のレコーダーやカメラを使用する収録において動画ファイルと『DR-10L Pro』の音声ファイルを同期することが容易となり編集フローの効率化を実現します。
※UltraSync Blue、UltraSync One はAtomos社の製品です。詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.atomos.com/accessories/ultrasync-blue
https://www.atomos.com/accessories/ultrasync-one
視認性の高い有機ELディスプレーを搭載、機器の設定を素早く確認
暗い環境でも、明るい屋外でも、録音ステータス、レベルメーター、電池残量などを本体の有機EL ディスプレーにより一目で確認できます。本体の設定は『TASCAM RECORDER CONNECT』アプリでも可能な他、本体のみで簡単に行うことができます。
ヘッドホン出力
モニタリング用の3.5mmのヘッドホン出力を装備しています。録音前/録音中の入力モニタリングや録音データは、パソコン介さず本体ですぐに再生し確認ができます。
音声と映像のずれを防ぐ高精度クロック
DR-10L Proの内部クロックジェネレーターには高精度TCXOを採用し、業務用TASCAM製品と同様の0.5ppmというスペックを誇ります。これにより、クロックドリフトが24時間あたり1フレーム以内に収まります。映像制作での映像と音声のファイル間においても音声データのずれを感じることはありません。
音声リペアツール『iZotope RX Elements』をバンドル
ポストプロダクションで圧倒的な支持を得るオーディオリペアツールiZotope社 RX Elementsをバンドル。RXは、オーディオファイルのノイズなどを自動的に特定して修正するRepair Assistant機能が大幅にアップグレードされ、声のバックグランドノイズ、クリックノイズ、ハムノイズや余分な残響などを除去しプロクオリティの制作を強力にサポートします。
※RX ElementsはiZotope社の製品です。詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.izotope.com/en/products/rx.html
機能一覧
- 軽量、コンパクトでウェアラブルな設計
- ピンマイク(ラべリアマイク)が付属(ケーブル長:1.6m、マイククリップ、ウィンドスクリーン付)
- 32bitフロート録音とデュアルADコンバーターを搭載。入力レベル調整なしでささやき声から叫び声まで、高解像度の録音が可能
- MP3形式の録音が可能
- 大容量のmicroSDXCカード(最大512GB)に対応
- 単4形電池2本*¹で最大24.5時間の長時間駆動が可能
- 別売Bluetooth®アダプター『AK-BT1』装着により、リモートコントロールアプリ『TASCAM RECORDER CONNECT』から最大5台*²の同時制御・監視が可能。また、Atomos社製品とのワイヤレスタイムコード同期に対応
- 録音中、20秒ごとに録音データを自動で保存するオートファイルセーブ機能
*² 接続台数は周囲の環境や電波状況により変わる場合があります
その他の特長
- マイクの抜けを防止するスクリューロック機構を装備し、ピンマイクと本体を確実に接続
- 即時録音/録音中の誤操作防止を両立するスライド式録音スイッチ機構
- 録音中は録音停止以外の操作を自動でロックする機能を搭載
- 電池が切れる前に収録中のデータ消失を回避する自動ファイルクローズ処理
- 過大入力を自動的に調整するリミッター機能
- 不要な低音をあらかじめ低減するローカットフィルター(40Hz/80Hz/120Hz/220Hz)
- 録音レベルを自動で調節するオートレベル機能
- 広い視野角/視認性の良い有機ELディスプレー
- 入力モニター及び収録した音声確認が可能なヘッドホン出力端子
- パソコンへのデータ転送が可能なUSB Type-C端子
- ベルトクリップ付属
- 音声リペアツール iZotope RX Elementsをバンドル
関連製品
仕様説明
レコーダー部仕様 | |
記録メディア | microSD カード(64MB~2GB)、microSDHC カード(4GB~32GB)、microSDXC カード(64GB~512GB) |
録音再生フォーマット | |
WAV(BWF) | 44.1k/48kHz、16/24-bit、32-bit float |
MP3 | 44.1k/48kHz |
録音 | 128k/192kbps |
再生 | 32~320kbps |
アナログオーディオ入力定格 | |
入力端子 | |
コネクター | 3.5mm(1/8") mini TRS(スクリューロック付) |
最大入力レベル | -11dBV |
マイク入力ゲイン | 7.5dB~38dB |
入力インピーダンス | 2kΩ以上 |
同梱マイク(TM-10L) | |
マイク感度 | -42dBV/Pa |
最大入力音圧 | 115dBSPL |
ケーブル長 | 1.6m |
アナログオーディオ出力定格 | |
ヘッドホン出力 | |
コネクター | 3.5mm(1/8")ステレオミニジャック (音声出力はDUAL MONO) |
最大出力 | 10mW + 10mW(THD + N 0.1% 以下、32 Ω負荷時) |
推奨インピーダンス | 16Ω ~ 400Ω |
コントロール入出力定格 | |
USB端子 | |
コネクター | Type-C |
フォーマット | USB2.0 HIGH SPEED マスストレージクラス |
Bluetooth®機器接続端子 | Bluetooth®アダプター(AK-BT1)専用 |
マイクバイアス電圧 | 2.3V |
電源 | 単4形電池×2本(アルカリ乾電池、ニッケル水素電池またはリチウム乾電池、別売)、パソコンからのUSBバスパワー |
消費電力 (電池) | 0.3W(最大時) |
消費電流(USB バスパワー) | 0.1A(最大時) |
日時情報保存用 | リチウム二次電池 × 1(内蔵) |
寸法 ( 突起を含まず) | 53 (幅) × 50.7 (高さ) ×21.4 (奥行き) mm |
質量 | 65g(電池を含む) / 43g(電池を含まず) |
動作温度 | 0~40℃ |
同梱品 | DR-10L Pro ×1 ベルト用クリップ ×1 USB ケーブル(Type A – Type C)×1 TM-10L - ラべリアマイク ×1 - マイククリップ ×1 - ウィンドスクリーン ×1 スタートアップガイド(保証書付き)×1 TASCAM ID 登録ガイド ×1 iZotope RX Elements ダウンロードカード ×1 |
※RoHSに対応しています。
※仕様および外観は改善のため予告なく変更することがあります。
電池持続時間(連続使用時)
電池 | 持続時間 | Bluetooth® | 条件 |
アルカリ乾電池(EVOLTA)使用時 | 約16.5時間 | - | フォーマット:WAV、48kHz、32-bit float マイク接続 ヘッドホン未接続 リミッター:オフ ファイルタイプ:MONO |
約16時間 | ✓ | ||
ニッケル水素電池(eneloop)使用時 | 約11.5時間 | - | |
約10.5時間 | ✓ | ||
リチウム乾電池(Energizer ULTIMATE LITHIUM)使用時 | 約24.5時間 | - | |
約23時間 | ✓ |
- 測定条件: JEITA CP-2905に準拠。
- 電池持続時間(連続動作時)は、記録メディアにより変動することがあります。
- ヘッドホンを接続した状態で使用すると、電池の寿命が短くなります。
オーディオ性能
周波数特性(※) | 20Hz~20kHz: +0dB/-1dB |
歪率(※) | 0.01%(1kHz、-21dBV 入力時) |
ダイナミックレンジ(※) | 105dB以上 |
注)0dBV=1Vrms、JEITA CP-2150準拠。
TASCAM RECORDER CONNECT 対応OS
iOS / iPadOS
iOS 16 / iPadOS 16, iOS 15 / iPadOS 15, iOS 14 / iPadOS 14Android
Android 13, Android 12, Android 11
動作確認済みメディア・その他
動作確認済みメディアdr-10l_pro_tested_media_list.pdf 133.2 KB
インフォメーション
最新のバージョン情報 | |
ファームウェア | V1.02 |
- DR-10L Proは日時情報保持用にリチウム二次電池を内蔵していますが、この電池をすぐに消耗してしまい日時情報を保持できない不具合がありました。これを修正しました。
日時情報を保持できない症状が発生する場合は、ファームウェアアップデート後に電池もしくはUSB給電で電源を入れ、内蔵リチウム二次電池を2~3時間ほど充電してからお使いください。 - 動作の安定性を向上しました。
- アップデート中に、DR-10L Pro本体の画面表示が乱れる場合があります。
アップデートは正常に進行していますので、USBケーブルを抜かずに「TASCAM DR-10L Pro Firmware Updater」の画面指示通りにアップデートを行ってください。
- リモートコントロールアプリ「TASCAM DR-10L Pro CONNECT」は、ポータブルフィールドレコーダー/タイムコードジェネレーター「FR-AV2」の対応に伴い、「TASCAM RECORDER CONNECT」に名称を変更しました。
「TASCAM RECORDER CONNECT」は、「DR-10L Pro」と「FR-AV2」を最大5台同時制御可能です。
製品に関するお知らせ
仕様書/外形図
iXML Implementation Chart | 2024-03-21 | 286.5 KB |
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取扱説明書
TASCAM RECORDER CONNECT 取扱説明書 V1.1.1 | 2024-11-26 | 5.6 MB |
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DR-10L Pro 取扱説明書 V1.00 | 2023-07-06 | |
DR-10L Pro CONNECT 取扱説明書 V1.0.0 | 2023-07-06 |
ドキュメント
リリースノート | 2024-12-09 | 3.5 KB |
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ファームウェアアップデートマニュアル (Windows/Mac用) | 2023-10-31 | 957.2 KB |
ファームウェア(本体)
Firmware Updater (Windows用) | 2023-10-31 | 37.1 MB |
---|---|---|
Firmware Updater (macOS用) | 2023-10-31 | 59.5 MB |
ソフトウェア
TASCAM RECORDER CONNECT for Android | 2024-11-26 | |
---|---|---|
TASCAM RECORDER CONNECT for iOS / iPadOS | 2024-11-26 |
動作確認済みメディア・その他
動作確認済みメディア | 2024-10-25 | 133.2 KB |
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画像
高解像度画像 | 2023-07-06 | 3.0 MB |
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カタログ
TASCAM プロ・業務・PA機器総合カタログ 2024年7月 | 2024-04-12 | 26.8 MB |
---|---|---|
DR-10L Proカタログ | 2023-08-18 | 2.6 MB |
FAQ
エラーメッセージの『System Err 50(システムエラー50)』 が出た場合は通常本体の電源を入れ直していただきますが、以下の方法で原因を確認できることがあります。※microSD カードも『SD カード』と称します。
1. レコーダー本体が故障しているかの確認
- 電源を切り SD カードを取り出します。
- 電源を入れて『System Err 50』が表示された場合は本体が故障している可能性があります。こちらから修理点検をお申し込みください。
2. SD カードの中でデータが散らばって(断片化)記録されているかの確認
- 電源を切り SD カードを3度ほど挿抜し、再度挿し込みます。
- 電源を入れて『System Err 50』が表示されたら、パソコンでSDカードをフルフォーマットしてください。
3. SD カードの劣化や、相性が合っていないかの確認
- パソコンでフルフォーマットした SD カードを挿して電源を入れても『System Err 50』が表示されたらSD カードを買い替えてください。
詳しい手順はDR-10L Pro CONNECT 取扱説明書 P.32~ 「第 8 章 プリセット機能」を参照ください。
パソコンでフォーマットをした、未フォーマットのカードを挿入した、他の製品で使用していたカードを挿入したなどの場合に表示されます。
いずれもDR-10L Pro本体でフォーマットしてご使用ください。
このメッセージが表示されている状態でPLAY/PAUSE[ENTER](以下 ENTER)ボタンを押すと、フォーマットが実行されます。
「Format Error」表示 → ENTERする → 「Format Card?」→ ENTERする →「Are You Sure?」→ ENTERするとフォーマットされます。
DR-10L Proでフォーマットができない場合は、一度PCでフォーマットをしてから再度お試しください。
※"Format Error" はmicroSDカードが壊れている可能性があるとき、microSDカードが正常にフォーマットされていないときにも表示されます。DR-10L Proでフォーマットしても改善しない場合には別の動作確認済みMicroSDカードに変えてお試しください。