2021年12月にオープンした、オーストリア ドナウ川北部(ウィーンから西におよそ96km)のほとりに位置する市営ホール「Stadthalle Ybbs(スタットハレ イップス)」には常設の音響システムとしてdBTechnologiesのデジタルアンプテクノロジーを搭載した2-WayアクティブスピーカーINGENIAシリーズが多数導入されています。
導入された製品:
スピーカー
INGENIAシリーズ 2-Wayアクティブスピーカー: 『IG4T』x4台、 『IG3T』x2台、『IG1T』x12台
VIO Xシリーズ 2-Wayアクティブスピーカー: 『VIO X205-100』x4台
コントローラー
RDNetコントロールインターフェース: 『RDNET CONTROL 2』x1台
(スピーカーシステムマネージメントソフトウェア dBTechnologies AURORA NET 制御用)
アクセサリー類
RDNetアダプター: 『RDNET-EH』
ウォールブラケット: 『WB-IG14』
フライバー: 『DRK-IG』
水平取付用ウォールブラケット: 『WB-VIO X205H』
大ホールは着席850名/スタンディング1,200名の収容が可能。コンサート、演劇から会議、セミナー、展示会など様々な催しで使われています。
INGENIAシリーズはこの会場にいる全ての人に、明瞭かつ均等なサウンドを提供しています。
メインスピーカーはIG4T(1.4インチHF×1、6.5インチLF×4)を2台連結させてL/Rに設置。デジタルステアリング機能を実装しており、連結させることで今回のように高い位置の壁に垂直に取り付けた場合でも、手軽に指向角を下振りする事が出来ます。
フロントフィルとしてIG1T(1インチHF×1、6.5インチLF×2)を左右1台ずつ設置。ディレイスピーカーとして、10台のIG1Tが会場内に取り付けられました。
天井には、2台のIG3T(1.4インチHF×1、10インチLF×2)と4台のVIO X205-100(1インチHF×1、5インチLF×2)も設置されています。
INGENIAシリーズは非常に解像度の高いサウンドをオーディエンスに届ける事が可能です。また、存在を意識させない控えめな外観は、固定設備に適しています。
高域部は垂直方向非対称ホーンを採用しており、水平指向角が左右対称であるのに対して、垂直指向角は上部が狭く下部が広いという特徴を持ちます。そのため、今回のように1台を天井付近に設置した場合でも、天井面への反射を抑える事が可能です。
2台を連結する際は、内蔵された赤外線ポートを介して互いに認識するので、DSP制御において、追加でケーブルを用意する必要はありません。
~Stadthalle Ybbs(スタットハレ イップス)システム責任者、グンター・オーバーライトナー氏によるコメント~
「Stadthalle Ybbsは、多機能なホールとして設計されています。そのため、常設の音響システムは、多様なジャンルに対応する必要があります。
INGENIAシリーズは日々の運用においてフレキシブルに活躍し、バランスの良い明瞭なサウンドで多くのお客様にご満足いただいています。
さらに、dBTechnologies AURORA NETが提供する遠隔コントロール機能により、多様なジャンルに合わせたチューニングも簡単かつ迅速に行うことができます。」