2021年11月17日~19日の間に幕張メッセで開催されたInter BEE 2021。2年ぶりとなった今年は新型コロナウイルスの感染症対策のため、例年より規模を縮小して開催されました。近年クローズアップされているライブ配信にかかわるアプリケーションや機材が多数出展され、同時に様々なブースでライブ配信が行われていました。
そんな中、HOTSHOT様のブースでは『HOTSHOT DX jam』と題してYouTube Liveが配信され、TASCAMが機材協力をいたしました。
YouTubeライブ配信に使用いただいた配信ミキサーなど
音声用のミキサーとして『Mixcast 4』を使用。『Mixcast 4』はポッドキャスト収録に最適なマルチトラックレコーダー/ミキサーですが、シンプルでカンタンな操作性とその音質を生かしてライブ配信に使用することもできます。 YouTubeライブ配信においてもリバーブエフェクトや8つのパッドを駆使した効果音を使用することで、配信を音で盛り上げることが可能です。
ダイナミックマイク『TM-70』にプリセットのリミッターを掛け、オンマイク気味でトークをしてもらいました。幕張メッセのイベント開催中は、四方八方から音が飛び交ってきますので、オンマイクとリミッターは効果的でした。サウンドパットに割り当てたポン出し(拍手)なども良い感じでミックスできました。視認性の良い液晶パネルでオンエア中のレベル確認も好印象でした。
今回のライブ配信では操作をはじめ『Mixcast 4』の手軽さがいかんなく発揮され、音声、映像スイッチング、配信管理までワンオペ(ワンマンオペレーション)でしたがストレスなく進行できました。
マイクロホンはダイナミックマイク『TM-70』を使用。エンドアドレス型のダイナミックマイク『TM-70』はスタイリッシュなラジオDJスタイルの番組にうってつけですが、特筆すべきは回り込みノイズへの強さです。コンベンションセンターでのイベントでは環境ノイズ、いわゆるガヤノイズの回り込みが大きいためダイナミックマイクの使用が推奨されます。『TM-70』はスーパーカーディオイドの指向性、ローカット気味の周波数特性により耐ノイズ性能に優れています。
イベント会場でのライブ配信は様々な振動がノイズを誘発する可能性がありますが、同梱されているショックマウントサスペンションを使用することで軽減できます。
また『TM-70』の形状は話者の声を的確にとらえ、パーソナリティーの声をローノイズに明瞭に捉えていました。
具体的なセッティングは『TM-70』から『Mixcast 4』に接続、音声はラインアウトから『NINJA V』のラインインに入力し、スイッチャーを経由して配信用のパソコンへ送り、OBSで配信が行われました。
『Mixcast 4』と『TM-70』の組み合わせはトークイベントなどのライブ配信にオススメです。
以下、オペレーションを担当された株式会社スタートライン 駿河さんのコメントです。
株式会社スタートライン 駿河さん : 毎回お伝えしていることですが『機材は小さく軽く高品質』が私のテーマです。通常は『Model 12』を愛用していますが、今回のトークショー配信用途では、『Mixcast 4』を使用することで
1:演者のみなさんへの的確なヘッドフォンモニターレベルの調整
2:『TM-70』との抜群の相性の良さ
3:視認性の高い液晶パネルでのレベル確認と各種設定のイージーオペレーション
は、コンパクトなオンライン配信などには最適と感じました。
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