『S・K・Y』『マイリスダメー』など鏡音リン・レンを用いた楽曲で多数のヒット曲を持つライブPさん。
バラードから和風EDMまで、幅広い作風で人気のライブPさんにVL-S3BT RINLENについてお話をお伺いしました。
普段の作曲におけるモニター環境について教えてください。
スピーカー:YAMAHA MSP5 STUDIO / Fostex NF-01A
ヘッドホン:YAMAHA HPH-MT220 / SENNHEISER HD6 Mix
作曲においてモニタースピーカーで重視する点を教えてください。
低音、中低音、中高音、高音、それぞれの帯域がしっかりと聴き取れてバランスに違和感のないもの。
自分自身が他のリスニング環境でもバランス良く聴ける音を作れるかどうかが肝心なので、「原音忠実」「フラット」という言葉だけに捉われず、実際に自分の耳で確かめて信頼を持てるかどうかが一番重要だと考えています。
とりわけ期間の短いスピード勝負の制作案件などでは、迷いが生じるモニター環境で編集してても時間に追われてばかりで良い結果が出ないので、まずはワクワクしながら曲作りできる環境を!
VL-S3BT RINLENの感想を教えてください。
以前から高い評判と噂のVL-S3BTですが、実際に音を出してみて予想以上でした。
3インチ(漫画の単行本より小さい)の小型スピーカーでここまで音がクリアでバランスも良く、大音量でもブレないスピーカーは凄い。
Bluetoothでも音質への影響はなく、ノイズもないので、実際にDAWの出力に設定したところ、全く問題なく使用することが出来ました。
VL-S3BT RIN LENについて評価できるポイントを教えてください。
とてもコンパクトで、可愛らしいところがいいですね!
打ち込み系の曲ならBluetoothをDAWに設定すればオーディオインターフェースも必要ないので、VL-S3があるだけで充分な作曲環境が作れちゃいますね。 というかこんなに安くて大丈夫なんでしょうか(笑)。
とにかく見た目が最強です。LとRそれぞれ色が違うスピーカーってだけで100点満点を付けたいです。 L側にパワーアンプが内蔵されていて、電源スイッチ・ボリュームはすべてL側についています。
まとめ役のレン次第でリンが動く、まさにLR運命共同体。
ボリュームつまみを回せば、レンに「ほら、リン、音量上げるよ!合わせて!」と言われてリンが「はいはいはい、わかったから急かさないで」とブツブツ言ってそうな想像をすると一層このスピーカーに愛着が湧きます。
実はリンレンのデュエット曲を作る際、PANなども必ずレンを左、リンを右に位置づけるようにしています。
LとRに因んだ2人のキャラクター性を大事にする為ですが、アレンジやミックスの際に左に置くトラック、右に置くトラック、それぞれのキャラクター性をイメージしながら組み立てていく事は、よりユーモアでドラマチックな発想を生むと思います。
その点このスピーカーでは「レンの方にはエレキ、リンの方にはピアノ」など、きっと音作りを視覚的にも楽しめることになるでしょう。
既にモニター環境が充実してる方にも持ち札としてVL-S3BTをお勧めします。
サイズがコンパクトなだけに音の聴こえ方もコンパクトになるので、客観的に曲の仕上がりを確認できたり、ミックスバランスの問題をわかりやすく示してくれるかと思います。
曲ネタをスマホから再生して聴くのにも便利そう。
スピーカーの高さや距離をしっかり自分の耳に合わせ、定番ですがAT6098などを外めに敷いてあげればまず指向性などの不安要素は無いと思います。
ありがとうございました。
ライブP(Mr.LIVE)
2009年4月にボカロPとして活動を開始。主に鏡音リンの使い手としてオリジナル曲を投稿中。
バンドのボーカルとしての経験を活かして、独自の調声技術を武器に新しいボカロの歌唱やトークを研究中。
作曲家としてもAKBグループのシングル表題曲作曲など、メジャー・インディーズ問わず楽曲提供を行っている。
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オフィシャルサイト:https://mrlive2.com
Twitter:https://twitter.com/mrlive2
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VL-S3BT