~三線とギターの音色が彩るガンガラーの谷~
天然の鍾乳洞を舞台に繰り広げられる音楽の世界
沖縄の名所「ガンガラーの谷」で開催されたイベント。天然の鍾乳洞を利用したこの会場は、独特の音響特性を持つ特別な空間です。ここで活躍していたのは、株式会社ナンクルの代表取締役であり音響のプロフェッショナル、玉置淑晴氏。そして、彼が導入した最新の音響機材のデジタルミキサー「TASCAM Sonicview 16」、Danteステージボックス「SB-16D」、およびステージモニタースピーカー「dBTechnologies FMX 10」でした。
株式会社ナンクルと玉置氏について
昨年、創業20周年を迎えた株式会社ナンクルは、沖縄で音響サービスを提供する老舗企業です。
玉置氏は長年培った経験を活かし、最新の音響機材を駆使して、地元アーティストの音楽を最高のクオリティで観客に届けています。
ガンガラーの谷での導入事例
イベント当日は、沖縄の名曲を奏でるアーティストCojacoさんとKaworuさんが登場。彼らの三線とギターの音色が、鍾乳洞内の特別な音響空間を彩りました。
「ガンガラーの谷は一見すると音の反響が多いと思われますが、実は鍾乳石の恩恵で非常にスッキリとした音場を持つデッドな空間です」と玉置氏。彼はこの環境に最適な音響セットアップを行いました。
TASCAM Sonicview 16の魅力
玉置氏が「解像度の高い音像がお気に入り」と語るTASCAM Sonicview 16。その高音質は、ライブレコーディングやミックス作業においても大きなアドバンテージをもたらします。
「他社ミキサーで録られた音源データはフィルターがかかったように感じますが、Sonicviewは素直な音を出してくれるので作業がしやすい。結果としてアーティストも喜んでくれる」と玉置氏は語ります
さらに、その音質の良さはホールの音響スタッフをも驚かせるほど。「どのホールでもサウンドチェックの後に『この卓は何?』と駆け寄られるんです」と、玉置氏の現場での逸話も印象的です。
dBTechnologies FMX 10への評価
FMX 10についても、玉置氏は「音質が素晴らしいだけでなく、小型で軽量。さらに設置も簡単で、現場での作業効率が格段に向上した」と評価しています。特に、ステージの足元に大きな物を置きたくない会場では、そのサイズ感が非常に重宝されているとのこと。
まとめ
音響機材の選定から現場での運用までを一貫して手掛ける玉置氏のプロフェッショナルな姿勢は、アーティストや観客だけでなく、音響スタッフにも感銘を与えています。TASCAM SonicviewシリーズやdBTechnologies FMX 10の導入により、さらに高いクオリティの音楽体験を提供する株式会社ナンクルの今後の活躍に期待が寄せられます。
ガンガラーの谷という特別な会場で、その真価を発揮したこれらの機材。音楽とテクノロジーが調和する瞬間が、沖縄の自然美とともに記憶に刻まれました。