インタビュー・レビュー
レコーディングエンジニア・小崎弘輝さん 「実際に鳴っている音をそのまま再現するという意味では、非常にレベルが高くマイクプリアンプとしても活用することができるクオリティです。」

『UH-7000』を箱から取り出してまず感じたことですが、非常に作りがしっかりしています。
スタジオの外での録音にも安心して使えそうです。

まずはアコギと女性ボーカルのレコーディングで使用してみましたが、非常にソリッドで、そしてナチュラルな音質だというのが最初の印象です。S/N比も良くゲインも十分に稼げるので、アコギのアルペジオも安心して収録できました。 ボーカル用途では、女性ボーカル、もしくは倍音成分の多い男性ボーカリストに適していると感じました。無理な色付けは何もせず、高域から中域、低域までバランスのいいサウンドです。特に中域の密度が高く、また、耳につかない高域の自然な伸びが好印象でした。得意としているポップス系、最近の音楽に適した機材だと感じました。

続いてドラム収録の際に、スネアドラムの表と裏に使用してみました。 マイクはどちらもSHURE SM57を使用したのですが、アタックの抜けが非常に良く、スナッピーも耳障りにならずしっかりと細かい演奏表現を捉えてくれました。解像度が高いので、オーバーヘッドに使用してもいいかもしれません。

メーターがついている点も、マイクプリ用途での視認性向上に貢献しています。

総合的には、音の太さを強調する様なキャラクターではないのですが、実際に鳴っている音をそのまま再現するという意味では、非常にレベルが高くマイクプリアンプとしても活用することができるクオリティです。

プロフィール

2006年5月 Columbia College Chicago 卒業。
現在はつばさスタジオにてディレクター兼レコーディングエンジニアとして活動中。
One Night OnlyやDEPAPEPE、川嶋あい、高尾彩佳などのポップスを中心に、ひろみつやAUN J クラシックオーケストラなど幅広いジャンルでエンジニアを務めている。
ライブレコーディングも得意としており、清水翔太、スキマスイッチ、HY、miwa、JuJu、May J、Aqua Timez、平原綾香、植村花菜、夏川りみ、川嶋あいなどの収録を担当した。
その他には香港大学講堂 Japanese Pop Culture Lecture でのPAや、キッコーマン株式会社 上海万博出展ブース 料亭「紫」の音響設計を行うなど、多方面にその才能を発揮している。

SHARE