電子バランスディストリビューションアンプ搭載により、高音質、低ノイズでの分配を実現。マルチボックスでの簡易分配とは異なる高音質でのマイク/ライン信号分配を実現しました。1IN/4OUTのストリップを4系統搭載しており、LINKスイッチのON/OFFにより様々な分配が可能です。

• 1入力 4出力 x 4
• 1入力 8出力 x 2
• 1入力 8出力 x 1 + 1入力 4出力 x 2
• 1入力 12出力 x 1 + 1入力 4出力 x 1
• 1入力 16出力 x 1

PA/SR現場においては、1IN/8OUT x 2の分配を実施すれば、PAスピーカーからの出力だけでなく、ホールロビーや録音用回線への分配に便利です。会議議事録では、マイクを直接接続し、1IN/4OUT x 4分配をすることで4つの録音回線を確保することが可能です。一般的なディストリビュータと異なり、現場や用途に合わせた分配が可能です。

ライン信号だけでなく、マイク信号を直接入力できることも4X4シリーズの特長です。スタジオグレードのTHAT1512マイクプリアンプを搭載しており、ローゲイン時だけでなくハイゲイン時でも低ノイズ、低歪率を実現。更に速い立ち上がりを実現する高スルーノート仕様となっています。
様々な機器に対応できるよう66dB幅というの広い入力ゲイン幅を誇り、チャンネルごとの+48Vファンタム電源供給も可能になっています。ライン入力にも20dBのPADを搭載しており、様々な機器に対応できます。
BGMとナレーションのみといった現場では、ミキサー無しでのレベル調節、分配が可能です。

PA/SRなどの現場では、遠方から信号の有無が確認できるかどうかが、機器にとって重要な要素です。屋外現場など液晶では見づらい場合でも、容易に確認ができるバーグラフLED VUメーターを装備。
更に、各チャンネルの信号が確認できるヘッドホンアウトを装備。ミキサー卓のPFLのように、確認したいチャンネルのスイッチをONにすれば信号の状況が確認できます。

軍、放送局、ダイビング、防災機器、医療機器などで実績のあるイタリア、GT Line社のEXPLORER CASESに本体をマウントしています。蓋を閉めた状態では防水、防塵仕様となっており、ハードな運搬にも耐える強靭な筐体です。使用時は蓋を取り外すことが可能です。

ラッキング時でも運用の柔軟性を確保できるよう、各チャンネルの分配出力を1系統づつフロントパネルに用意。ラッキングしたままでも分配出力の取り出しが可能となっています。設備用途においては、背面には常設機器を接続し、フロントには持ち込み機器などを接続することが可能です。