VS-R265
4K VIDEO STREAMER ENCODER, DECODER & SD RECORDER
4K対応ライブ配信用ハードウェア・エンコーダー/デコーダー
メーカー希望小売価格 : 330,000円(税込)
- 電源 : PoE+ クラス4
別売ACアダプター (TASCAM PS-P1220E) - 消費電力 : 12.2W
- 外形寸法 : 214(W) × 44.5(H) × 136.1(D)mm (突起部を含む)
- 質量 : 850g
- ライブストリーミング用4K/UHD AV over IPストリーミングメディアエンコーダー/デコーダー
- 4K/UHD (3840x2160p) 映像ストリームの同時録画・エンコード・ストリーミング・デコードが可能
- YouTubeなどのコンテンツデリバリーネットワーク (CDN) に対してライブストリーミング配信が可能
- 高効率ビデオコーディング (HEVC) 方式を採用
- RTMP、RTSP、HLSといった主要なストリーミングプロトコルに対応
- 3系統のRTMPプロトコルにサイマル配信が可能
- HDMI入出力にデジタル音声をエンベデッド可能
- 従来のTS形式に加えてMP4形式での記録が可能 (V2.0.1での追加機能)
- VS-R265 x 1
- USBメモリー x1
- TASCAM DISCOVERYアプリケーション
- リファレンスマニュアル
- 固定用ブラケット x 2
- ユーロブロックプラグ x 4
- ケーブルバンドキット x 1
- 取扱説明書（保証書付き） x 1
『VS-R265』は、H.264、H.265に対応した4Kライブ配信用ハードウェア・エンコーダー/デコーダーです。シンプルな構造ながら4KやFull HDのライブ配信やバックアップ録画、デコードを同時に出来るオールインワンの映像配信機器です。
ライブ配信の主流であるソフトウェア・エンコードは手軽ながら高画質な配信が楽しめる反面、長時間の配信におけるパソコンの熱暴走など予期せぬトラブルもあります。ハードウェア・エンコーダーは長時間、安定したライブ配信や録画に威力を発揮します。
一度ハードウェアエンコーダーのライブ配信を経験すると、ソフトウェアでのライブ配信には戻れなくなるほどの安定性と利便性を提供するライブ配信の力強いパートナー、それが『VS-R265』です。
4Kライブストリーミング用スタンドアローン映像配信機器として
『VS-R265』は、近年需要が高まっている4Kライブストリーミング環境において、スタンドアローンのエンコーダーとして機能します。また、YouTubeなどのコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)に対してライブストリーミング配信が可能です。 ハーフラックサイズのコンパクトな筐体で、パソコン要らずの単体機として録画やストリーミングにお使いいただけます。
著作権に関するご注意：
画像・映像・音楽等の作品は、著作権法で保護されており、営利目的の再生・録画・録音等の著作物の使用に際しては、著作権者の使用許諾が必要です。許諾条件は、場合によって異なりますので、詳細は、ご利用のコンテンツサービス会社、または、日本音楽著作権協会(JASRAC)その他の著作権管理団体へお問い合わせください。
ストリーミング配信に関するご注意：
ストリーミング配信等を事業目的でご利用されるに際しては、個人による利用の場合と異なり、別途コンテンツサービス会社とのサービス使用契約が必要になる場合や商用利用自体ができないサービスである場合もあります。詳細は、ご利用予定の配信サービス会社等の利用条件をご確認ください。
4K AV over IPの現場に対応したオーディオと映像入出力端子を装備
『VS-R265』の音声入出力部には、アナログバランス(ユーロブロック端子)とアナログアンバランス(3.5mmステレオミニ端子)を装備し、オフィスや文教施設、政府施設、監視システムなど、AVoIP(AV over IP)を採用する様々な現場に適しています。
TASCAMならではのプロフェッショナルグレードの音質を映像ストリーミングに統合
『VS-R265』は、プロオーディオ機器品質のアナログ回路を搭載。アナログソースの音声を重畳(エンベデッド)することが可能。また、ストリーミングされた映像信号から音声を分離しスピーカーなどの再生システムとの接続を可能にします。同様にデジタル音声は、HDMI 入出力経由で重畳/分離(エンベデッド/ディエンベデッド)が可能です。
また、『VS-R265』は出力レベル調整機能および入出力のリファレンスレベル切替え機能(最大+20dBu)を搭載しているため、確実かつフレキシブルなシステム構築を可能にします。
主要なストリーミングプロトコルに対応
『VS-R265』は、HLS、RTMP、RTP/RTSP、マルチキャスト、ユニキャストなどといった主要な標準のストリーミングプロトコルに対応しています。また、RESTful APIを公開。他の制御システムとの連携も可能です。
* 本体のV2.0.1よりRESTful APIはV2へアップデートされました。本体がV2.0.1以降の場合、RESTful API V1ではコントロールできません。ダウンロードのRESTful API V1とV2の対照表を参照してください。
サイマル配信、バックアップ配信を可能にするRTMP 3ストリーム同時配信
RTMP 3ストリーム同時配信に対応し、異なる配信サービスへの同時配信や同一配信サービスへのバックアップサーバーへの同時配信などを可能にします。 (V1.1.0での追加機能) RTMPの3系統サイマル配信に対応したことにより、異なるプロトコルへ8系統(3 x RTMP / RTMPS、 1 x RTSP、1 x HLS、2 x RTP / UDPユニキャストおよび 1 x RTP / UDPマルチキャスト)の同時配信が可能です。
3ストリーム同時配信を、本体フロントパネルのSTREAMボタンを押すことで配信開始することが可能になりました。 (V2.0.1での追加機能)
複数のストリームから選択して出力可能
デコーダーはRTP / UDPユニキャスト、RTP / UDPマルチキャスト、RTMP / RTMPS、HLSのストリームを受信可能。選択したストリームをデコードし、映像と音声をHDMI端子より出力します。またバランス（ユーロブロック）およびアンバランス（3.5mmステレオミニジャック）のオーディオ出力から同時に音声を出力することも可能です。
SDカード、USBドライブまたは内蔵ストレージに映像を同時アーカイブ
ストリーミングしている映像および音声は、『VS-R265』フロントパネルのカードスロットにセットしたSDカードまたはUSB対応外部ストレージへ直接記録することが可能です。
内蔵ストレージへの記録が可能になりました。 (V2.0.1での追加機能)
MP4形式での記録が可能になりました。 (V2.0.1での追加機能)
FTP経由でアーカイブやバックアップファイルを自動生成
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複数台の管理用アプリ「TASCAM DISCOVERY」とウェブブラウザベースの専用コントロールGUI
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機能一覧
- ライブストリーミング用4K/UHD AV over IPストリーミングメディアエンコーダー/デコーダー
- 4K/UHD (3840x2160p) 映像ストリームの同時録画・エンコード・ストリーミング・デコードが可能
- 4K/UHDライブストリーミング環境においてスタンドアローンのエンコーダーとして機能
- YouTubeなどのコンテンツデリバリーネットワーク (CDN) に対してライブストリーミング配信が可能
- 高効率ビデオコーディング (HEVC) 方式を採用
- RTMP、RTSP、HLSといった主要なストリーミングプロトコルに対応
- ユニキャストおよびマルチキャストのストリーミングに対応
- 3系統のRTMPプロトコルにサイマル配信が可能
- 異なるプトロコルへ最大8系統のサイマル配信に対応
※ストリーミングのパフォーマンスは解像度設定や転送レート、ネットワーク環境に左右されます。 - RESTful APIを公開、他制御システムとの連携が可能
- 音声入出力部にアナログバランス (ユーロブロック端子) とアナログアンバランス (3.5mmステレオミニ端子) を装備
- プロオーディオ機器品質のアナログ回路を搭載
- HDMI入出力にデジタル音声をエンベデッド可能
- 出力レベル調整機能
- リファレンスレベル切替え可能なバランス音声入出力端子を装備
- SDカード、もしくはUSB経由で接続されたメディアへの直接記録が可能
- 内蔵ストレージ (17GB) への記録が可能 (V2.0.1での追加機能)
- 従来のTS形式に加えてMP4形式での記録が可能 (V2.0.1での追加機能)
- FTPクライアント機能搭載、録画ファイルの自動アップロードが可能
- 使用しているストレージが一杯になった時に自動で古いファイルを削除する機能が追加され、メディア容量を気にせず連続録音に対応 (V2.0.1での追加機能)
- 「TASCAM DISCOVERY」とウェブブラウザベースのGUIで複数台の管理、機体のメニュー設定、リモート制御が可能
- セキュリティ機能搭載、機体固有のユーザーネームとパスワードの設定が可能
- ギガビットイーサネットに対応
- PoE+に対応。別売のACアダプター (TASCAM PS-P1220E) での電源供給も可能
- コンパクトなハーフラックサイズ。付属のサーフェイスラックマウントアングルで使用環境に合わせた設置が可能
- 別売オプションのラックシェルフAK-RS1で2台のVS-Rユニットを19インチラックケースに収納可能
関連製品
インフォメーション
| 最新のバージョン情報 | |
| 本体ソフトウェア | V2.0.2.26.1 |
| TASCAM DISCOVERY for Windows | V2.0 |
| TASCAM DISCOVERY for Mac | V2.0 |
【本体ソフトウェアのアップデートに関する注意】
Ver 2.0.2.26.1へのアップデートは、必ず以下の手順に従ってアップデートを行ってください。手順通りに行わないと本体が起動しなくなる場合があります。
Ver1.0.0.7.1/Ver1.0.1.7.1/Ver1.0.2.7.1/Ver1.1.0.7.1からのアップデート手順
本機を上記のバージョンでお使いの場合、必ず以下の手順でバージョンアップを行ってください。
・ステップ1: Ver1.1.0.11.1へSDカードを用いてアップデート
・ステップ2: Ver2.0.1.25.1へSDカードまたはインターネット経由でアップデート
・ステップ3: Ver2.0.2.26.1へSDカード／USBフラッシュメモリーを用いてアップデート
* ステップ1、3はインターネト経由でのアップデートはできません。
Ver1.0.0.7.1/ Ver1.0.1.7.1/Ver1.0.2.7.1/Ver1.1.0.7.1以外のバージョンからのアップデート手順
上記以外のバージョンからアップデートを行う場合、必ず以下の手順でバージョンアップを行ってください。
・ステップ1: Ver2.0.1.25.1へSDカードまたはインターネット経由でアップデート
・ステップ2: Ver2.0.2.26.1へSDカード／USBフラッシュメモリーを用いてアップデート
* ステップ2はインターネット経由でのアップデートはできません。
Ver1.x.xからVer2.0.1.25.1へアップデートを実行すると、ネットワーク設定を含む全ての設定が初期化されます。
詳細は、「ソフトウェアアップデートマニュアル Rev.E」を参照してください。
- STREAMボタンのON/OFFでRTMP 1/2/3を同時に制御可能になりました。
- H.265(HEVC)エンコードでも「Quality/Latency」の選択が可能になりました。
- 録画ファイルのフォーマットでMP4の選択が可能になりました。
- 外部ストレージに録画するファイルの最大値が2GBから4GBになりました。
- 17GBの内部ストレージへの録画が可能になりました。
- ストレージフルになった場合、タイムスタンプの古いファイルから自動削除することで録画を継続することが可能になりました。
- “Limit Max File Size” = OFFにして内部ストレージ全てに録画するとファイルを削除できなくなり、以後録画ができなくなる不具合を修正しました。
内部ストレージに録画したファイルはハードウェアリセットを実行することで削除できます。
ハードウェアリセットを実行するとネットワーク設定を含む全ての設定が初期化されますのでご注意ください。
【V2.0.2.26.1 使用時の注意】
Ver2.0.2.26.1の本機を使用するためにTASCAM DISCOVERYをV2にアップデートする必要があります。
V2.0.1.25.1で内部ストレージに録画する場合、“Limit Max File Size”をOFFにして17GB全てに録画するとファイルを削除できなくなり、以降内部ストレージへの録画ができなくなります。
【注意】
解凍後のアップデートファイルは、VS-R264/VS-R265共に同一のファイル名ですが、内容は異なります。 機種を間違えてアップデートを実行しますと故障したり、動作不良を引き起こす原因となりますので、取り扱いには注意してください。
製品に関するお知らせ
仕様書/外形図
取扱説明書
ドキュメント
ソフトウェア
動作確認済みメディア・その他
カタログ
1.DISCOVERYアプリがファイアウォールに許可されていない可能性があります。ファイアウォールの設定にて、 TASCAM DISCOVERYが許可されていることを確認してください。また、ブラウザは、Google Chrome.をご使用ください。
2.PCとVS-Rが同一ネットワークの設定になっていることを確認してください。
※VS-R本体のIPアドレスは、ストレージメディアを指して電源起動後、しばらく待ってからメディアを抜くことでメディア内のTextファイルに記載されます。
※DHCPサーバーが存在する場合は約30秒、ない場合は3分ほど待ってから抜いてください。
※ファイルはあるけどなにもアドレスが書かれていない場合、もう一度メディアを挿して[STREAM]ボタンを押してください。
VS-R本体のIPが確認後、PCと直接接続してブラウザから直接VS-RのIPアドレスを打ってStreamingダッシュボードアプリで再設定を行ってください。
無効な信号です。入力信号を確認ください。
VS-R264/265が対応している入力解像度は下記となります。尚、インターレースの信号には対応しておりません。
2160p(VS-R265のみ) 30/ 29.97/ 25 / 24 / 23.98 fps
1080p 60 / 59.94 / 50 / 30 / 29.97 / 25 / 24 / 23.98 fps
720p 60 / 59.94 / 50 fps
576p 50 fps
480p 60 / 59.94 fps
VS-Rは、HDCPのかかっているコンテンツをストリーミングおよび、レコーディングすることはできません。
内蔵ストレージの録画ファイルを削除するにはハードウェアリセットを行います。手順は以下の通りです。
1. 本機の電源をオフにします。
2. STREAMボタンを押し続けた状態で、本機の電源を入れます。
3. 本機の電源が入っている間にSTREAMボタンを30秒以上押し続けます。
4.リセットが完了すると、POWERインジケーター以外の各インジケーターが5回点滅します。
※ハードウェアリセットを行うと、すべての設定が初期化されますのでリセット後は再設定をお願いします。
詳細についてはリファレンスマニュアルの24Pをご参照ください。
ライブ配信の映像や音声をTS並びにMP4形式でSDカードやUSBメモリーに録画する場合、最大ファイルサイズ4GBで自動的に分割されますが、その際圧縮形式にて録画をしているため、映像、音声共に1秒以下の途切れが生じます。VS-Rシリーズは非圧縮形式での録画には対応しておらず仕様となります。内蔵ストレージを使った録画の場合、最大ファイルサイズを16GBにすれば、自動分割をせずに、ストレージのリミットまで録画可能です。
