DR-10C Series
ワイヤレスマイクシステム用マイクロリニアPCMレコーダー
- DR-10CS (在庫限り)
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DR-10CH- |
AK-DR10CH- |
AK-DR10CR
メーカー希望小売価格 : オープンプライス
マイクを『DR-10Cシリーズ』の本体に接続し、付属のケーブルを使ってトランスミッターに接続するだけで、ワイヤレスシステムにおいて万一音声が途切れた場合でも、音声を記録しておくことができます。
また、本体は手のひらに乗るサイズで軽量設計に加え、トランスミッターと束ねての使用やトランスミッターと並べてベルトに装着しやすいデザインとなっており、環境にあわせた選択が可能です。ピンマイクと『DR-10Cシリーズ』を組合せることで、小型のウェアラブルレコーダーとして活用できます。
尚、『DR-10Cシリーズ』は、ワイヤレスマイクメーカー各社のシステムにそれぞれ対応した専用設計となっており、SHURE製品対応モデル、SENNHEISER製品対応モデルに加えて、SONY製 / RAMSA製のワイヤレスマイクシステムに対応するためのオプションパネルをラインナップしています。
V2.00による大幅な機能向上を実現
MP3フォーマットへの対応、トータルパフォーマンスの向上など、より安心できる録音をサポート。これまでの機能・特長はそのままに、より便利な機能を追加しました。
ラインナップ
- DR-10CS
- DR-10CH (生産完了)
- AK-DR10CR (生産完了)
V2.00の主な機能
WAV(BWF)に加えて、MP3フォーマットでの録音・再生に対応しました。長時間の録音でも、より録音データを小容量に収めることが可能です。
レベルメーター表示はインプットモニター時のみとなっていましたが、録音中や再生中にも同様に表示が可能となり、より正確にレベル確認をすることが可能です。
同時に低いレベルによるバックアップが可能なデュアルレコーディング機能。これまではサブトラックがメイントラックに比べ-6dBに固定されていましたが、新たに-12dBの選択肢を追加し、運用に合わせてより最適なレベルに設定することが可能です。
DR-10シリーズに入力されたモノラル音声をステレオファイルとして扱えるポリファイルモード。V2.00ではこのポリファイルモード選択時も、デュアルレコーディングが可能となりました。
内部処理を見直し、microSDカードの書き込み処理を改善するなど、トータルパフォーマンスを向上しました。
ワイヤレスマイクシステムに取り付けるだけで、バックアップ録音が可能
『DR-10Cシリーズ』は、対応メーカーのワイヤレスシステムのマイクとトランスミッター間に接続する音声収録用のレコーダーです。マイクを本機に接続し、付属のケーブルを使ってトランスミッターに接続するだけで、ワイヤレスシステムにおいて万一音声が途切れた場合でも、音声を記録しておくことができるバックアップレコーダーとしてお使いいただけます。
ワイヤレスマイクメーカー各社のシステムにそれぞれ対応する専用のモデルをラインナップ。SENNHEISER製品、SHURE製品に対応、加えてオプションパネル(コネクター)に組み替えることで、SONY製/RAMSA製のワイヤレスマイクシステムに対応します。
※SONY/RAMSA製品はスライドスイッチで切り換え可能。
本体は手のひらに乗るコンパクトサイズで、63g(電池を含む)の軽量設計。加えてトランスミッターと一体感を持たせるデザインとなっています。トランスミッターを束ねて使えるシリコン製のラバーバンドとレコーダー単体をベルトなどに装着できる着脱可能なクリップが付属しており、環境にあわせて装着方法を選択できます。
『DR-10Cシリーズ』の接続において、ワイヤレスシステムのマイクから本機に入力された信号は、録音系統とは別にトランスミッターへ直接入力されます。電池切れ等により『DR-10Cシリーズ』が停止した場合でも、ワイヤレスシステムの音声信号の伝送に影響を与えない安全な設計です。
高音質のリニアPCMレコーダー
記録フォーマットは24bit/48kHz MONO WAV(BWFフォーマット)となっており、番組や舞台の収録から講義やセミナーの録音など、広範囲な業務用途におけるモノラル音声収録を想定した仕様となっています。
『DR-10Cシリーズ』はラベリア/ピンマイク※ と組み合わせるだけで高音質のリニアPCMレコーダーとして使用可能です。演者や話し手の行動範囲をワイヤレスシステムの受信エリアで網羅できない収録シーンで活用できます。本体を身体へ固定する際には、トランスミッターと同様に装着できますので、小型のウェアラブルレコーダーとして活用できます。
※『DR-10Cシリーズ』から供給されるマイクバイアス電圧は2.1Vです。供給マイクバイアスを超える電圧を必要とするピンマイクをご使用の場合は、トランスミッターからマイクバイアス電圧の供給が必要です。
DR-10CSでは、TASCAM ラべリアマイク「TM-10L」がご利用いただけます。
確実な録音および、設定や編集に考慮した仕様
録音スイッチはスライド方式を採用。誤ってボタンに接触した際の録音停止を防ぎます。さらに録音中は録音停止以外の操作を無効にする仕様となっております。ワイヤレストランスミッターと一体で取り扱う事により想定される、録音中の誤操作対策も万全です。
『DR-10Cシリーズ』では、できるだけ高い録音レベルを設定しながらも、同時に低いレベルによるバックアップが可能なデュアルレコーディング機能のほか、入力音量にあわせて録音レベルを自動で調節するオートゲインコントロール機能やリミッター機能を搭載しています。一度限りの収録現場において録音レベル設定によるトラブルを防止します。
アプリケーション
機能一覧
- SENNHEISER 製ワイヤレスシステム用マイク/トランスミッター対応 (DR-10CS)
- SHURE 製ワイヤレスシステム用マイク/トランスミッター対応
(DR-10CHまたは、オプションパネルAK-DR10CH + DR-10CSの組み合わせ) - SONY / RAMSA製ワイヤレスシステム用マイク/トランスミッター対応
(オプションパネルAK-DR10CR + DR-10CSまたはDR-10CHの組み合わせ)
※SONY製品/RAMSA製品は、スライドスイッチによる切換えにて対応 - 24bit/48kHzリニアPCMモノラル録音
- 記録フォーマット:WAVファイル(BWFフォーマットでの録音)
- 記録メディアにmicroSD/microSDHCカードを採用(最大32GBのmicroSDHCカードが使用可能)
- 録音中の誤操作を防止するスライド式録音スイッチおよび、録音中は録音停止以外の操作を無効にする機能
- 異なるレベルで2系統の同時録音を行うことができるデュアルレコーディング機能
- 電池が切れる前に収録中のデータ消失を回避する自動ファイルクローズ処理
- LOW/MID/HIGH 3段階の録音レベル設定
- ローカットフィルター(120Hz)
- 過大入力を自動的に調節するリミッター機能
- 録音レベルを自動で調節するオートレベル機能
- 時計機能を内蔵、ファイルに時間情報の付加が可能で編集や検索に便利なBWFフォーマットに対応
- 録音中に一定の録音時間長(15分)でファイルを自動更新できるタイムトラックインクリメント機能
- 即座に録音データの確認ができる再生機能
- 3.5mm(1/8")ステレオミニヘッドホン出力端子搭載
- 広い視野角/視認性の良い有機ELディスプレー
- USB2.0によりパソコンへのデータ転送を容易にするmicro USB B端子
- 単4形電池1本駆動で10時間以上の録音時間※アルカリ乾電池(EVOLTA)使用時
- パソコンで『DR-10Cシリーズ』の設定をテキストファイルで作成および転送が可能
- 赤外線通信により『DR-10Cシリーズ』同士で別の『DR-10Cシリーズ』に設定の転送が可能
- microSDカードでファームウェアのアップデートが可能
- 本体をベルトに固定できるクリップ付属
- トランスミッターと本体を固定できるシリコン製ラバーバンド付属
- 本体と付属品を収納する専用ケース付属
- RoHS対応製品
V2.00の新機能
- MP3での録音に対応:128k/192k bpsより選択可能
- レベルメーター表示:インプットモニター時に加え、録音中、再生中にも表示を追加
- デュアルレコーティング機能のレベル選択を追加
- POLYファイルのデュアルレコーディングが可能
- トータルパフォーマンスの向上を実現
大北栄人さん | 役者一人一人にDR-10CSをつけてワンマンで撮影
もっと見る仕様説明
記録メディア | microSDカード(64MB~2GB)、 microSDHCカード(4GB~32GB) |
録音再生フォーマット | |
V1.00 | |
WAV | 44.1k/48k Hz、16/24 bit mono/poly (BWF format) |
V2.00 | |
WAV | 44.1k/48k Hz、16/24 bit mono/poly (BWF format) |
MP3 | 44.1k/48kHz、24bit mono/poly |
録音 | 128k/192k bps |
再生 | 32k~320k bps |
アナログオーディオ入力 | |
コネクター | ピンアサイン情報はこちら |
DR-10CS | SENNHEISER 製品対応 3.5mm(1/8")3極(TRS)ミニジャック スクリューロック付き |
DR-10CH AK-DR10CH |
SHURE 製品対応 Mini XLR 4pin Male(TA4M互換) |
AK-DR10CR | SONY 製品対応 ヒロセ 4pin Female KMC-9BPD-4S (SMC9-4S互換) RAMSA 製品対応 ヒロセ 4pin Female KMC-9BPD-4S (KMC-9BRF-4S互換) ※スライドスイッチで SONY / RAMSA 切り換え |
マイク入力ゲイン | LOW / MID / HIGH |
入力インピーダンス | 33kΩ |
マイクバイアス電圧 | 2.1V |
PHONES | |
コネクター | 3.5mm(1/8")ステレオミニジャック (DUAL MONO) |
USB | |
コネクター | USB 2.0 Micro-Bタイプ |
プロトコル | USB2.0 HIGH SPEED マスストレージクラス |
電源 | |
メイン | 単4形電池1本 (アルカリ乾電池、ニッケル水素電池またはリチウム乾電池)、 パソコンからのUSBバスパワー |
日時情報保存用 | リチウム二次電池1個(内蔵) |
消費電力 | 0.45W |
電池持続時間 | WAV 24bit/48kHz 録音、マイクのみ接続、ヘッドホン未接続、マイクバイアス:オン、 リミッター:オフ、デュアル録音:オフ、JEITA録音時 ※電池持続時間は、お使いの記録メディアにより記載された値から変動することがあります。 |
アルカリ乾電池(EVOLTA) | 約10時間 |
ニッケル水素電池(eneloop) | 約8時間 |
リチウム乾電池(Energizer ULTIMATE LITHIUM) | 約15.5時間 |
外形寸法 | |
DR-10CS / DR-10CH | 52(W) × 55.6(H) × 24.4(D) mm |
AK-DR10CH | 49.2(W) × 20.9(H) × 19.2(D) mm |
AK-DR10CR | 49.2(W) × 20.9(H) × 21.5(D) mm |
質量 | |
DR-10CS / DR-10CH | 63g (電池を含む)、51g (電池を含まず) |
AK-DR10CH | 16.3g |
AK-DR10CR | 16g |
動作温度 | 0°C~40°C |
付属品 | |
DR-10CS / DR-10CH | トランスミッター接続用ケーブル、USBケーブル、ベルト用クリップ、固定用シリコン製ラバーバンド、収納ケース、取扱説明書(保証書付) |
AK-DR10CH / AK-DR10CR |
トランスミッター接続用ケーブル、取り付けビス |
- ここに記載されております製品に関する情報、諸データは、あくまで一例を示すものであり、これらに関します第三者の知的財産権、およびその他の権利に対して、権利侵害がないことの保証を示すものではございません。従いまして、上記第三者の知的財産権の侵害の責任、又は、これらの製品の使用により発生する責任につきましては、弊社はその責を負いかねますのでご了承ください。
- 第三者の著作物は、個人として楽しむなどのほかは、著作権法上権利者に無断で使用できません。装置の適正使用をお願いします。弊社では、お客様による権利侵害行為につき一切の責任を負担いたしません。
- RoHSに対応しています。
- 仕様および外観は改善のため予告なく変更することがあります。
オーディオ特性
IN → PHONES(インプットモニター出力、10kΩ負荷時)
周波数特性 | 20Hz〜20kHz +1/-2dB |
歪率 | 0.05%(1kHzサイン波、最大入力レベル時) |
S/N比 | 88dB以上 (PHONES volume max、MIC GAIN LO選択時) |
DR-10C Series ピンアサイン
DR-10CS | |||||||||
SENNHEISER 製品対応
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DR-10CH / AK-DR10CH | ||||||||||||
SHURE 製品対応
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AK-DR10CR | ||||||||||||||||||||||||
※スライドスイッチで SONY / RAMSA 切り換え |
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SONY 製品対応
RAMSA 製品対応
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DR-10C Series 動作確認トランスミッター、ラベリアマイク
2018年1月22日現在
DR-10CS | |
SENNHEISER 製品 | |
トランスミッター | SK 100、 SK 300、AVX、SK D1 |
ラベリアマイク | ME 2、ME 2-US、ME 2-II、ME 4、MKE 1-ew、MKE 2-ew |
RODE 製品 | |
トランスミッター | RODELink Filmmaker Kit |
ラベリアマイク | RODELink Filmmaker Kit |
SONY 製品 | |
トランスミッター | UTX-B03 ※ワイヤレスマイクロホンパッケージUWP-D11に付属しているトランスミッター |
ラベリアマイク | ECM-V1BMP ※ワイヤレスマイクロホンパッケージUWP-D11に付属しているマイクロホン ※必ずUTX-B03とセットでご使用ください。ECM-V1BMPとDR-10Cはピンアサインが異なるため、DR-10Cからのマイクバイアス供給はできません。DR-10CのマイクバイアスをOFFに設定して、UTX-B03からマイクバイアスを供給してください。(ピンアサインが異なることで故障が発生することはありません。) |
DR-10CH、AK-DR10CH | |
SHURE 製品 | |
トランスミッター | UR1M、ULX1、SLX1、FP1 |
ラベリアマイク | WL183、WL184、WL185、WL93 |
AK-DR10CR | |
SONY 製品 | |
トランスミッター | WRT-850 |
ラベリアマイク | ECM-77BC |
RAMSA 製品 | |
トランスミッター | WX-TB841、WX-TB840、WX-DT130 |
ラベリアマイク | WM-LA02、WM-LA004 |
動作確認済みメディア・その他
動作確認済みメディアリストdr-10_tested_media_list.pdf 76.7 KB
インフォメーション
アップデートインフォメーション
最新のバージョン情報 | |
ファームウェア | V2.01 |
- テキストファイルによる設定において、設定ファイル(DR-10_SysPara.txt)のDUAL REC (MODE) 項目に-6dbまたは-12dbを記述した場合データを正しく読み込まず設定が反映されない不具合を改善しました。
仕様書/外形図
仕様書 | 2015-02-17 | 233.6 KB |
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取扱説明書
取扱説明書・追補 V2.00 | 2018-06-13 | 391.9 KB |
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取扱説明書 | 2016-02-04 | 5.3 MB |
ドキュメント
リリースノート | 2019-07-31 | 6.6 KB |
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ファームウェアアップデートマニュアル | 2017-07-04 | 89.8 KB |
ファームウェア(本体)
ファームウェア V2.01 | 2019-07-31 | 256.5 KB |
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ファームウェア V2.00 | 2018-06-13 | 640.9 KB |
動作確認済みメディア・その他
動作確認済みメディアリスト | 2023-12-27 | 76.7 KB |
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カタログ
TASCAM プロ・業務・PA機器総合カタログ 2024年7月 | 2024-04-22 | 26.8 MB |
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TASCAM プロ・業務・設備・PA機器 総合カタログ | 2020-04-06 | 17.3 MB |
番組、映画、ロケ収録のバックアップ使用例 | 2016-06-10 | 2.3 MB |
舞台録音のパックアップ使用例 DVD作品を高音質に! | 2016-06-10 | 3.0 MB |
FAQ
USBケーブルには給電のみを行うケーブル(充電専用)があります。
データ通信(またはデータ転送)可能な他のUSBケーブルでお試しください。
USB ケーブルの確認手順はこちらをクリック。
※電源アダプター『TASCAM PS-P520U』に付属しているMicro-USB、USB Type-Cケーブルは充電専用の為、データ転送にはお使いいただけません。
https://tascam.jp/jp/product/ps-p520u/top
その場合は、電波発信元より機器を離す、場所を変える等してください。
エラーメッセージの『System Err 50(システムエラー50)』 が出た場合は通常本体の電源を入れ直していただきますが、以下の方法で原因を確認できることがあります。※microSD カードも『SD カード』と称します。
1. レコーダー本体が故障しているかの確認
- 電源を切り SD カードを取り出します。
- 電源を入れて『System Err 50』が表示された場合は本体が故障している可能性があります。こちらから修理点検をお申し込みください。
2. SD カードの中でデータが散らばって(断片化)記録されているかの確認
- 電源を切り SD カードを3度ほど挿抜し、再度挿し込みます。
- 電源を入れて『System Err 50』が表示されたら、パソコンでSDカードをフルフォーマットしてください。
3. SD カードの劣化や、相性が合っていないかの確認
- パソコンでフルフォーマットした SD カードを挿して電源を入れても『System Err 50』が表示されたらSD カードを買い替えてください。
使用しているSDカードにファイルサイズが"0"の音楽ファイル(.wav)
が存在していると、このような症状になる場合があります。
パソコン等で使用するSDカード内にあるファイルサイズが"0"の音楽
ファイル(.wav)を削除してからご使用ください。
また、パソコン等からファイルサイズが"0"の音楽ファイル(.wav)を
使用するSDカードにはコピーしないようにしてください。
電池持続時間は、お使いの記録メディアにより変動することがあります。
ご使用のメディアで一度ご確認することをお勧めいたします。