インタビュー・レビュー
Hardcore Technoクリエイター/DJ x DT 990 PRO インタビュー

近年、世界中の若者を中心に大きなブームを巻き起こしているEDM(Electronic Dance Music)。EDMには、HouseやTrance、Dubstepなどの他に、HardtekやHardstyle、Gabbaなどを含んだHardcore Technoというジャンルが存在します。このHardcore Technoのクリエーターに、beyerdynamic DT 990 PROユーザーが多いことをご存知でしょうか?今回、現在世界中のパーティーで活躍するEDMクリエイター/DJ達に「DT 990 PROをなぜ使うのか」を伺いました。


Mat Weasel

ティアック:Mat Weaselさんが、DT 990 PROを使う理由を教えてください。
Mat Weaselさん:DT 990 PROが持つ音の周波数特性が、一流クラブのサウンドシステムで体感できるものとほぼ同じだからです。パンチがあり深みのある低音域、シャープな中音域、そして輝きを持った高音域の鳴りは、EDMクリエイターにとって強力な武器になってくれると思います。
ティアック:DT 990 PROを使用し始めてから、ご自身の楽曲に変化はありましたか?
Mat Weaselさん:もちろんです。楽曲内の音響処理エフェクトが、ゲストの耳へどう伝わるのかを確実にイメージすることができるので、プロダクションクオリティは大きく向上しました。ハードテック、ハードコアという楽曲の制作現場において、DT 990 PROがナンバー1であることは揺るぎのない事実です。他の高価なヘッドフォンを購入する必要はありませんよ。

 

プロフィール

Mat Weasel
幼少時代、母親からのプレゼントとしてサンプラーを与えられ、幼くしてelectronic musicに開眼し、若干13歳にてDJデビューを果たす。ハードコアサウンドから多大な影響を受けた彼は、Happyhardcore + Hardtechno = Happytekcore という新しいジャンルを生み出し、数多くのヒット曲とともにハードテック史に残る大成功を収めた。2014年にBillx, Floxytek、Guigooと共にFant4stikを結成、現在は世界中のビッグフェスを行脚している。2018年7月には、オランダで開催される ” Hardcore Techno ” の世界最大級フェスティバル、「Dominator」(観客動員数約50,000人)への出演を予定している。
 

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Tanukichi

ティアック:Tanukichiさんが、DT 990 PROを使う理由を教えてください。
Tanukichiさん:「今作っているこの音が、実際のクラブやフェスティバルでのサウンドシステム上でどのような鳴りになるのだろう?」という不安を持つことが一切なくなるからです。作曲時にこのヘッドホンから鳴る音が、パーティーで演奏している時に聞こえる実際の音となります。高音域の音像は、クリアーかつパンチのあるメロディーラインを作る際に最適ですし、EDMの制作において最も肝になる低音域の音像も、響き方、質感、共に完璧です。
ティアック:EDMクリエイター向きのモニターヘッドフォンということでしょうか?
Tanukichiさん:Facebook等のSNS上ではしばしば”ベストヘッドホン"についての議論が交わされていますが、特に ” Hardcore Techno ” の音楽シーンを支えるクリエイターは、皆口を揃えてDT 990 PROを推薦しています。このヘッドフォンのおかげで今の私のサウンドがあります。心の底から信頼を寄せることができる最高のツールです。

 

プロフィール

Tanukichi
2006年のTeknival-JPN開催をきっかけに、ハードテック本拠地であるヨーロッパに単身乗り込んだ日本人Hardtek Producer / DJ。渡欧後はMat weasel、Floxytek、Dr.LoOney、Billx, Guigoo等Hardtekシーンのトップクリエーターとの共演を重ね、チェコ最大規模のハードミュージックフェスティバル X-Massacreへの2年連続参加、フランス最大級のElectrobotik Festival、スペインのSelvatek、イギリスのBalter Festival、ベルギーのFootworx等、数多くのビッグパーティー、フェスティバルに参加を果たし、ヨーロッパ全土から注目を集める存在となった。2016年、自身初のソロアルバムとなるSamurai Speed BeatsをSharpnel Soundよりリリース。活動11年目となる本年春、2nd Album - Lightspeed Strikeを発売。現在ツアーを敢行。ヨーロッパ全土を渡り歩いている。
 

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Floxytek
ティアック:Floxytekさんは元々、DT 880 PROを使用されていたと聞いています。
Floxytekさん:はい。私は長い間DT 880 PROとSubpac M2を自分のスタジオで使用していました。
ティアック:半開放型ヘッドホンから開放型ヘッドホンへの乗り換えに支障はありませんでしたか?
Floxytekさん:全くありませんでした。パンチのあるシャープなサウンドと正確無比なその音質に、私はすぐ虜になりました。全てのミュージシャンにおいてのネクストステップがここにあると思います。心から頼りにできる相棒です。

プロフィール

Floxytek
2014年にBillx, Mat Weasel、Guigooと共にFant4stikを結成、フランスを出発地点に自身のサウンドをヨーロッパ中に拡散させ、ハードテックシーンを代表する存在となった。2018年7月には、オランダで開催される ” Hardcore Techno ” の世界最大級フェスティバル、「Dominator」(観客動員数約50,000人)への出演を予定している。
 

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DJ SHARPNEL

ティアック:DJ SHARPNELさんが、DT 990 PROを使う理由を教えてください。
DJ SHARPNELさん:私がダンスミュージックを制作するにあたって不安だった要素の1つに、「プライベートスタジオでのモニタリング」と「クラブのサウンドシステム」での出音の違いがありました。この不安を見事に解消してくれた唯一のヘッドフォンだったので使用しています。大口径のウーハーが空気を揺らすクラブ独特の豊富な低音域や、天井から降り注ぐような煌めく高音域を、作曲時からフィーリングさせてくれる頼れる存在です。
ティアック:DTMには欠かせないベストパートナーというわけですね。
DJ SHARPNELさん:はい。しかしプロデュースツールとしてだけでなく、トラックリスニングユースとしても、その実力をいかんなく発揮します。まるでクラブにいるかのように、スピード感のある低音域とクリアな高音域を堪能することができます。ハードテック、ハードコアの制作はもちろん、すべてのダンスミュージックを輝かせるDT 990 PROは、決して手放すことのできないヘッドフォンですね。
 

プロフィール

DJ SHARPNEL
1998年よりハードコアリミックスパフォーマンスユニットとして東京での活動を開始。自身のレーベルSHARPNELSOUNDから30タイトルを超えるアルバムをリリースし、東京を中心に数多くのハードコアイベントに出演。BPM200を超えるハードコアサウンドと融合した二次元系オーディオビジュアルでフロアを圧縮し続けた。アメリカ(ロサンゼルス、シアトル、シカゴ、オハイオ)、香港、台湾、ドイツ、フィンランド、イギリス等、アニメコンベンションレイヴを中心に海外レイヴイベントにも出演。近年はKONAMI社の音楽ゲーム、beatmania IIDXシリーズ、SoundVoltexシリーズ、Beatstream等に楽曲を提供している。2017年4月に音楽活動のVR化を宣言し、ファイナルライブと共にすべてのライブ活動および物理リリースを停止。以後はVR空間でのライブパフォーマンスや、VRクラブイベントの開催、Vtuber化など、活動をバーチャル世界に拡大し続けている。
 

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Dr looney
ティアック:Dr looneyさんとって、DT 990 PROとはどんなヘッドフォンですか?
Dr looneyさん:魔法をかけて作られたのかと思うほど、ソフトで暖かい、自然なサウンドを持つモニターヘッドフォンです。イヤーパッドから耳までの距離感も完璧です。もしこれ以上に広ければリバーブ感が出すぎますし、狭ければ空気感が無くなってしまいます。また、一日中使っていても耳の痛みや頭痛を伴わないモニターヘッドフォンは、このDT 990 PROだけだと思います。
ティアック:250Ωというインピーダンスに不満はありませんか?
Dr looneyさん:ありませんね。ミックスダウンをする上で生じる問題も全くありませんので、プリアンプ無しでパソコンに直接接続して使うこともありますよ。
 

 

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Dr looney
フランスからパリを始め、日本、ベルギー、オーストリア、イタリア、スペイン等、世界のダンスフロアを魅了し続ける。undergroundtekno、LDAC、Tekita、Absolut Record、Sharpnel Sound等のレーベルより、数多くのレコードをリリースしている。また自身のレーベルとしてSuperchouetteとFlying Toastersを設立している。
 

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M-Project

ティアック:M-Projectさんは、今までにいろいろなモニターヘッドフォンを試されてきたとお聞きしています。
M-Projectさん:はい。幾つか試して来て辿り着いたのが1つ前に使っていたヘッドフォンでした。それを6年以上使っていて、もうこれ以上のモノは無いだろうと思っていたのですが、DT 990 PROに出会ってその違いに驚かされました。
ティアック:その違いとはなんでしょうか?
M-Projectさん:低音周りの出方を目で見る様な感覚で確認出来ることです。単純に低音部分が強調されたヘッドフォンとは違い、各帯域ごとの分離の良いままに低域を確認出来るのがDT 990 PROの特徴ですね。以前はヘッドフォンを使ってバランス調整したあと、モニタースピーカーでも出音を確認するという作業を何度も繰り返していたのですが、DT 990 PROに乗り換えてからは、ヘッドフォンでのバランス調整でほぼ完結出来る様になり、大幅に時間を短縮出来るようになりました。
ティアック:作業時間自体を短縮できたと。
M-Projectさん:制作においてミックスバランスで時間を取られることはモチベーションの低下に直結することですので、この点は非常に嬉しいです。多くのダンスミュージックプロデューサーがDT 990 PROを信頼している理由はここにあると思います。
 

プロフィール

M-Project
覆面DJ/プロデューサー。スペイン産ハードコアテクノ『MAKINA(マキナ)』の普及を目的に2000年より活動開始。『MOB SQUAD TOKYO』、『TERRAFORM MUSIC』ほか4レーベルを運営。様々な音楽ジャンルを取り入れた唯一無二のハードコアサウンドとカオティックなライブパフォーマンスが評価され、2007年の『ANIME CENTRAL』出演以来、『HTID USA』など海外巨大フェスへの招請が毎年絶えず、Darren Styles、Scott Brownら世界各国のトップDJとの共演・交流が続く。様々なコンピレーションCDへの楽曲/リミックス提供、マスタリング/ミキシングワークから、KONAMI社の音楽ゲーム『beatmania IIDX』等への楽曲提供まで幅広いフィールドで活動。トラック制作でも高い評価を受け、2013年にはスペインの最大手MAKINAレーベル『BIT MUSIC』からコンピレーションCDをリリース。UK Hardcoreのサブジャンル『Powerstomp』ではトップレーベルとも言える『Lethal Theory』で日本人初の所属アーティストとなる。
 

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Zimo
ティアック:Zimoさんが、DT 990 PROを使う理由を教えてください。
Zimoさん:開放タイプで最も高い性能を誇るモニターヘッドフォンだと思うからです。
太くて詳細な低域の響き、クリアな高域の鳴り、全体的に感じることのできるクリスピーなモニターサウンドは、他のヘッドフォンで体験できません。パーティーに来てくれたゲストを盛り上げるためにも、作曲時にどんなモニターヘッドフォンを使用するかは重要なポイントですよね。
ティアック:ハードテッククリエイターには欠かせないツールということでしょうか。
Zimoさん:ハードテックだけでなく、ハードコア、フレンチコア、そして最先端のベースミュージック制作においても理想的なモニターヘッドフォンです。一度使えばもう他には戻れませんよ。全音楽プロデューサーにオススメできます。
 

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Zimo
Zimo、AtakaのデュオによるZone-33は世界中から高い評価を受けており、ヨーロッパ全土でのツアー生活を10年以上も続けている。映画やビデオゲームなどのありとあらゆる音楽要素をハードテックに落とし込むサンプリングのスタイルを得意としている。
 

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Dustvoxx

ティアック:Dustvoxxさんが、DT 990 PROを使う理由を教えてください。
Dustvoxxさん:高域のパンチやアタック感、中域の落ち着いたふくよかさを十二分に感じることができるからです。私のミキシングはDT 990 PROに出会ってから格段に良くなりました。
ティアック:付け心地はいかがでしょうか?
Dustvoxxさん:耳を完全に覆うタイプのイヤーパッドは厚みがあり、良好な装着感です。また頭頂部に巻かれている広めのクッションによって快適に長時間使用することができます。
ティアック:開放型ならではのメリットはありますか?
Dustvoxxさん:特筆すべきは低域のパワー感と空気感です。それはダンスフロアで感じるものとほぼ同等です。良質な音響を持つクラブで感じる微細なうねりや振動を、作曲時から感じ取ることができます。作曲時に聴いていた音とダンスフロアで流した音とで感じる差異もほとんどなくなりました。実際の出音の予想が簡単に立てられるようになったおかげですね。
 

プロフィール

Dustvoxx
国内フレンチコア/ハードテック/HARD EDMプロデューサー。2010年よりDustboxxxx名義で作曲、DJ活動を開始。国内レーベル「Psycho Filth Records」に初期より所属し、CD十数枚に楽曲参加。KONAMI音楽ゲームSOUND VOLTEX、jubeatへの楽曲収録や、HARDGATE等のイベントにてDJ/LIVE出演し活動の幅を広げている。2017年にはイギリスの大型パーティー「BANGFACE WEEKENDER」、2018年には日本全国規模で開催される「TANO*C TOUR」にて、メインフロアでの出演も果たしている。自身の主催するハードテック×ベースミュージックのコンセプトパーティー「UPSHFT」では今までに、Far Too Loud, Alryk, Mat Weasel, Billx, Matrodaを招聘するなど、オーガナイザーとしても精力的に活動している。
 

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