ファームウェアV1.40では、コンピューターから入力するUSB音声をミキサーの1/2チャンネルに加え、9/10チャンネルまたはMAINバスに立ち上げることが可能となりました。これにより、9/10チャンネルの1フェーダーでのステレオチャンネル操作や、1～10チャンネルを使用しながら、USB入力音声をMAINバスに立ち上げるといった運用が可能となります。

ノーマライズとは、小さく録音された音声ファイルの音量を規定のレベルにそろえることができる機能です。ファームウェアV1.40では、-20dBから0dBの範囲を0.1dB単位で任意の値に調整可能となります。本体のみで各トラックの音声の微調整から大幅な音量アップまで対応可能となりました。

ゲインとは、ミキサーに入力された信号の大きさを調整するものです。例えば、ダイナミックマイクなどのマイクは入力レベルが小さく他の音声信号と同等のレベルを得るために音声信号を増幅する必要があります。ファームウェアV1.40では、アナログ入力のゲインブースト機能の追加により、各入力チャンネルのゲインを個別に＋6dBまたは、＋12dBブーストすることが可能となります。