ギターケーブルにおいての静電容量(キャパシタンス)とは、高域の音に対して大きな影響があります。一般的に静電容量が低いと高域成分の減衰が少なく、静電容量が高いと高域成分の減衰が多くなります。出したいサウンドによってどちらの選択肢もありますが、『TITANIUMシリーズ』では、どのタイプのプレーヤーが使っても程よいバランスが得られるよう静電容量を75pF/mに設定。長いステージでもどの楽曲にでも対応できるオールラウンドな周波数特性を実現しています。

ステージアクションでケーブルを動かしたりひきずったりする際に、ノイズが発生することがあります。これはケーブルの中の導体(信号を伝える線)と絶縁体(電気を遮断するための素材)の間に、ケーブルが動いたことで静電気が発生するために起こるもので、マイクロフォニックノイズと呼ばれています。『TITANIUMシリーズ』では、マイクロフォニックノイズを極限まで抑えることのできる素材、構造を採用しています。

ギターの信号を伝送する間にも、ケーブルには様々な外部ノイズが混入します。ギターケーブルには、シールドと呼ばれるノイズを防ぐ構造が用いられ、これがシールドと呼ばれる所以です。『TITANIUMシリーズ』では、ナイロン混合裸銅スパイラルシールドと導電性プラスティックレイヤーによる多重シールドが施され、さらにシールドと導体を遮断するための絶縁体もポリエチレンフォームスキンによる二重構造を採用することで、外部ノイズに対して非常に強い構造となっています。

導体や絶縁体、シールドを外部から守る役割を持つ部分がアウタージャケットです。より強固な素材を採用すれば有利ですが、ギターケーブルの場合は硬すぎると使い勝手が悪くなります。ステージングに影響しない適度な柔らかさを持ちながら外部から内部を守れるアウタージャケットを開発し、採用しています。

ギターからケーブルを抜く際に、プラグのグラウンド側がホット側に接触してしまうことでノイズが発生することがあります。プラグ側にスイッチを設けることでこのノイズを根絶する画期的なプラグ、Neutrik社製silentPLUG(サイレントプラグ)を採用したモデルをラインナップしています。

『TITANIUMシリーズ』はISO9001を取得したドイツの自社工場で生産されています。

KLOTZギターケーブルのフラッグシップである『TITANIUMシリーズ』は、その自信の表れとして永年保証を提供しています。故意の切断などを除く自然断線などが発生した場合は、ケーブルを無償にて交換いたします。
※ティアック株式会社発行のKLOTZ製品保証書およびご購入日が確認できる販売店レシートの提示が必要となります。紛失された場合は有償修理となりますので、どちらも大切に保管してください。