東京都八王子市のフォトスタジオ『Studio 遊幻舎』様の音響システムに、dBTechnologiesのES 503 WHITEを導入していただきました。
今回の導入にあたり、Studio遊幻舎の横溝真由さん、音響・映像プランニングを担当された株式会社ウェーブの鈴木まな美さんに導入の経緯や運用についてお伺いしました 。
導入された製品:
dBTechnologies ES 503 WHITE
Studio 遊幻舎をオープンした経緯について教えてください。
横溝真由さん(以下敬称略):Studio遊幻舎は2020年9月5日にOPENしました。 この場所は以前お寿司屋さんで、ちょうどテナントが空いた話を知り合いから聞いたので、遊び半分で見に来ました。
その時いい感じにサビれた和室がありまして、「ここ、フォトスタジオにしたい」と思いました。
自分がコスプレするという事もあり、以前から理想とするフォトスタジオっていうのが頭の中にはあったので、それが実現できる『箱』を見たときに一気に心を惹かれました。
フォトスタジオを作るために物件を探していたという事もなく、色々な巡りあわせのおかげでこの場所は生まれました。
Studio 遊幻舎さんのコンセプトはありますか。
横溝:コスプレイヤーさんと一緒に作り上げていくスタジオですね。 とにかくうちのスタジオは自由度が高いです。具体的に言うと、本物の生花を使ったり、血糊、シャボン玉、スモーク、温水、入浴剤、スライム、墨汁、水彩絵の具等々お客さんの「こんなことがしたい」は出来る限り叶えてあげたいと思っています。 それはある意味コスプレイヤーとしての私自身の夢でもあるし、理想の写真を妥協しないで撮影できる環境を提供したいと思っています。
また、基本的にカメラマンもセルフでご用意していただくので、そういった意味でも自由度は高いし、コストパフォーマンスも相当高いです。
最近は撮影に使える小道具類も増やしていて、さらにお客さんに寄り添ったスタジオ作りを目指しています。
今回、音響システムを導入しようと考えられた経緯は何ですか。
横溝:撮影中に無音なのが気になっていたのと、オフ会の会場として場所貸しも始めようとしていたので、鑑賞会にも使える良い音響設備が欲しかったことが理由です。 そこで普段からお世話になっている(株)ウェーブの鈴木さんに相談しました。 条件としては、普段はBluetoothで手軽に音が出せる事と、オフ会の際はプロジェクターと一緒に使える事の2点で依頼しました。
今回、導入いただく前に数種類のスピーカーをお試しいただいた訳ですが、その中でもdBTechnologies ES 503 WHITEをお選びいただいたのは何故ですか。
横溝:まずは圧倒的な迫力の音ですね。音の重厚感が凄いなと思いました。音楽は勿論のこと、映像作品を流した時に低音の出方と、人の声の届き方が映画館のようでしたね。 本当はもっと小さいスピーカーでも良いと思っていたのですが、実際デモをしてもらったらもう絶対これが欲しいってなっちゃいました(笑)
あと、ポイントソースタイプもいくつか試させて頂いたのですが、その時にモノラルとステレオの臨場感の差は凄く感じました。やっぱり映像を集中して見るときはステレオで聞きたい。けど普段の撮影では邪魔にならないように1本が良い。
dBTechnologies ES 503はモノラルでもステレオでも使えるじゃないですか。ポイントソーススピーカーを2台買ってステレオで使う事を考えると、dBTechnologies ES 503を1台買った方が色々とコスパも高いと感じました。
というのも、これはやってみて分かりましたが、普段慣れていない女性一人でポイントソーススピーカーをポールマウントするのって重さ的に結構難しくて、dBTechnologies ES 503は重い部分のサブウーハーは床においておけばいいですし、ポールマウントするハイボックスは片手でも余裕なくらいとても軽いので、営業形態ごとに設置位置を変えることを考えると一人でも簡単に設置できるdBTechnologies ES 503は費用対効果もすごく高かったです。
音だけでは無く使い勝手も気に入っていただけたのですね。
横溝:簡単にBluetoothもつながるし、持ち運びも楽ですし、それで音も一番凄かったので、dBTechnologies ES 503以外考えられなくなりましたね。(笑)
今後、dBTechnologies ES 503を活用してどのように展開されていきたいですか。
横溝:コスプレイヤーのお客さんはもちろん大切にしつつ、それ以外のお客様も増やしていきたいなと思います。
また、せっかく良い音響設備を導入したので、オフ会等の場所貸し利用も増やしていきたいです。
普段の案件やお仕事内容について教えてください。
鈴木まな美さん(以下敬称略):主軸はSESの会社なので、エンジニアさんの派遣がメインです。
また『人』だけでは無く、パソコン、プロジェクターなどの周辺機器や最近だとIOT機器も収める事が多く、その際にこういった音響機器をご提案する事があります。
私は前職でPAカンパニーに勤めていたこともあり、映像・音響回りのプランニングが得意なので、最近はこういった案件も増えています。
IT全般の事業は本当に幅広く、サーバーの設計から人材派遣、物販まで行っているという感じですね。
音響プランニングのお仕事でポイントとしていることはありますか。
鈴木:なるべく長く使えるものを提案したいと思っています。システムの入れ替えって決して楽な事では無いので、お客様のご要望は尊重しつつ、10年先に分かるメリットデメリットをしっかりお伝えしています。
あと、製品は絶対に検証をかけていますね。自分が提案するものは自分が試して良いと思ったものにしたいですし、なるべく多くの製品に触れて様々な角度からお客さんにベストな提案が出来るように心がけています。
まずdBTechnologiesにご興味を持っていただいた理由を教えてください。
鈴木:Online Inter BeeでdBTechnologiesのブースを見て、ティアックさんが輸入代理店をしているPAスピーカーということに興味があり、カタログをダウンロードしました。
その後実際に製品のデモさせて頂いたら、すごくものが良かったので今回提案させていただくことになりました。
今回、採用していただいたES 503 WHITEはどのような印象でしたか。
鈴木:EQ無しでしかもBluetoothでこれだけクリアかつ音の分離がはっきりしていていたので正直びっくりしました。
大きな音を出しても輪郭が崩れないし、ロー感もしっかりと感じられて、何というか見た目に対して出てくる音が、良い意味で想像と違いました。(笑)
ステレオモードにした時も全くエンクロージャーが負けていなかったのでそこも素直に凄いと思いましたね。
あとは、可搬性や設置性もすごく良かったので、PA機器に慣れていない一般のお客さんにもとても勧めやすいと感じました。
dBTechnologies ES 503の操作性はいかがでしたか。
鈴木:使い方は至ってシンプルで、ディスプレーも見やすいし絵で表現してくれているのも、分かりやすかったです。
ボタン式じゃなくてマルチジョグでの操作も直感的で良いですね。
今後音響プランニングの仕事でどのように展開していきたいですか。
鈴木:音響プランニングの事例作りも始めていているので、今後さらに案件を増やして伸ばしていきたいと思っています。
その際、またdBTechnologies ES 503をご提案する機会も多いと思います。
ありがとうございました。
横溝真由
Studio 遊幻舎
鈴木まな美
株式会社ウェーブ
Studio 遊幻舎: https://yuugensya.wixsite.com/website
株式会社ウェーブ:https://www.waveco.co.jp/