HS-8
8チャンネルオーディオレコーダー/プレーヤー
『HS-8』は記録メディアにCFカードを採用した8チャンネルオーディオレコーダーです。
サラウンド収録のほかサラウンドのマスターレコーダーとして、またコンピューターレコーディングのバックアップレコーダーとしても威力を発揮します。
メーカー希望小売価格 : オープンプライス
この製品は生産完了になりました。
主な特長
- 記録メディアにCFカード(UDMA対応)を採用
- 44.1/48kHz、16/24ビットの8チャンネル+2ミックス同時録音
- 88.2/96kHz、16/24ビットの8チャンネル録音
- 176.4/192kHz、16/24ビットの4チャンネル録音
- モニター用ステレオミキサー搭載
- グラフィカルなデザインのTFTカラータッチパネルが直感的な操作を実現
- 放送送出のためのオンライン再生(RC-HS20PDまたは外部制御使用時)
- サラウンドやマルチチャンネルのフラッシュスタート/ポン出しが可能
- リモートコントローラーRC-HS20PDによる100テイク(20テイク×5ページ)のフラッシュスタート/ポン出し
- リモートコントローラーRC-SS20による20テイクのフラッシュスタート/ポン出し
- リジェネやフリーランなど目的に応じたタイムコード同期が可能
- LAN(1000BASE-T対応イーサネット)対応 (*1)
- USBストレージを接続可能 (*1)
その他
- CFカード・デュアルスロットを搭載し、ライブ収録などで安全性を高めるミラーリング録音や、長時間録音が可能なリレー録音に対応 (*1)
- ファイルフォーマット:BWF(Broadcast Wave Format)
- 8トラックがそれぞれ独立したモノフォニックBWFファイルとして記録可能
- 8トラックが1つにまとまったポリフォニックBWFファイルとして記録可能
- 録音開始時のタイムコード・タイムスタンプをBWFに記録
- 約20秒おきにファイルを保存し、不慮の電源遮断によるファイル消失を防止
- あらかじめ用意したWAVファイルをCFカードにコピーして再生可能(リビルド機能)
- 視認性の高い320×240ドット、3.5インチ大型カラーディスプレー搭載
- 設置状況にかかわらず高い操作性を実現する、カラーディスプレーのチルト機構
- 設置環境に合わせてカラーディスプレーおよびインジケーターの輝度調節が可能
- JOG/SHUTTLE機能
- 再生モード:全テイク(All Take)、現在選択されているテイク(One Take)
- リピート再生
- 最後に再生待機状態から再生を開始したポイントにロケートするコール機能
- テイクの音の立ち上がりをサーチして一時停止するオートキュー(-24dB~-72dB、6dBステップ)
- テイクの再生が終了すると、次のテイクの先頭で一時停止するオートレディ
- 再生中に次のトラックで一時停止または再生を行うインクリメンタルプレイ
- プレイリスト機能 (*1)
- マーク機能 (最大99ポイント/1テイク、マニュアルおよびオート)
- プリレコーディング機能(1~5秒)
- 録り直しの際に便利なリテイク機能
- 録音一時停止時にファイルを分割する/分割しないの設定が可能
- ステレオミキサーにリミッターを搭載
- 誤操作を防止するパネルロック機能
- CFカードスロットのドアを固定するセキュリティビス付属
- 8チャンネルD-sub 25ピン・アナログバランス入力
- 2チャンネル XLR・アナログバランス入力
- 8チャンネルD-sub 25ピン・アナログバランス出力
- 2チャンネル XLR・アナログバランス出力
- アナログ入出力のリファレンスレベルを設定可能
- 8チャンネルD-sub 25ピンAES/EBU入出力
- 2チャンネルXLR AES/EBU入力
- 2チャンネルXLR AES/EBU出力(ステレオミックスまたはモニター信号)
- AES/EBU入出力は、88.2/96kHz時ダブルスピード、176.4/192kHz時クワッドスピードに対応
- 8チャンネルADAT入力
- 8チャンネルADAT出力
- デジタル入力にサンプリングレートコンバータ搭載(2チャンネル単位でオン/オフ可能)
- ヘッドホン出力
- SMPTEタイムコード入出力
- ビデオリファレンス入力(NTSC/PAL BBおよびHDTV 3値)
- Word Clock入出力
- USBストレージを接続して、ファイルのコピーが可能 (*1)
- 1000BASE-T Ethernetコネクターを搭載し、ネットワーク経由でファイル転送、リモートコントロール、監視が可能 (*1)
- カスケード機能による複数台の同期運転が可能 (*1)
- パラレルコントロールに対応
- RS-422シリアルコントロールに対応 (*2)
- RS-232Cシリアルコントロールに対応 (*2)
- PS/2キーボードによりプロジェクト名やチャンネル名、ファイルの編集が可能
- PS/2キーボードにより各種トランスポートコントロールが可能
パラレルコントロールによる20ポイントのフラッシュスタート/ポン出し - PS/2キーボードによる12ポイントのフラッシュスタート/ポン出し
(*2) RS-422シリアルコントロールとRS-232Cシリアルコントロールの同時使用はできません [オプション]
オプション
RC-HS20PD
リモートコントローラー
RC-SS20
リモートコントローラー
CF-1HSR / CF-4HSR
CFカード
CS-HS4000
専用ケース(3U)
仕様説明
記録メディア | CFカード |
ファイルシステム | FAT32 |
ファイルフォーマット | BWF (モノフォニック、ポリフォニック) |
チャンネル数 | 8チャンネル (44.1/48/88.2/96kHz) 8チャンネル+2チャンネル・ステレオミックス (44.1/48kHz) 4チャンネル (176.4/192kHz) |
量子化ビット数 | 16ビット、24ビット |
サンプリング周波数 | 44.1/47.952/48/48.048/88.2/96/176.4/192kHz (47.952/48.048kHz:48kHz -0.1%プルダウン/+0.1%プルアップ) |
クロックリファレンス | INTERNAL、WORD IN、VIDEO IN、 DIGITAL IN (CH 1-2 IN、CH 3-4 IN、CH 5-6 IN、CH 7-8 IN) |
タイムコードフレーム | 23.976、24、25、29.97DF、29.97NDF、30DF、30NDF |
アナログ入力 | |
1-8 IN | D-sub 25ピン、バランス |
入力インピーダンス | 10kΩ |
規定入力レベル | +4dBu/+6dBu (リファレンスレベル:-9dBFS以外/-9dBFS) |
最大入力レベル | +5dBu/+18dBu/+20dBu/+22dBu/+24dBu (リファレンスレベル:-9/-14/-16/-18/-20dBFS) |
A、B IN | XLR-3-31 (1:GND、2:HOT、3:COLD)、バランス |
入力インピーダンス | 10kΩ |
規定入力レベル | +4dBu/+6dBu (リファレンスレベル:-9dBFS以外/-9dBFS) |
最大入力レベル | +15dBu/+18dBu/+20dBu/+22dBu/+24dBu (リファレンスレベル:-9/-14/-16/-18/-20dBFS) |
アナログ出力 | |
1-8 OUT | D-sub 25ピン、バランス |
出力インピーダンス | 100Ω |
規定出力レベル | +4dBu/+6dBu (リファレンスレベル:-9dBFS以外/-9dBFS) |
最大出力レベル | +5dBu/+18dBu/+20dBu/+22dBu/+24dBu (リファレンスレベル:-9/-14/-16/-18/-20dBFS) |
L/A、R/B OUT | XLR-3-32 (1:GND、2:HOT、3:COLD)、バランス |
出力インピーダンス | 100Ω |
規定出力レベル | +4dBu/+6dBu (リファレンスレベル:-9dBFS以外/-9dBFS) |
最大出力レベル | +15dBu/+18dBu/+20dBu/+22dBu/+24dBu (リファレンスレベル:-9/-14/-16/-18/-20dBFS) |
ヘッドホン出力 | ステレオ標準ジャック |
最大出力 | 45mW+45mW以上 (32Ω負荷) |
デジタル入出力 | |
AES/EBU 1-8 | D-sub 25ピン |
フォーマット | AES3-2003/IEC60958-4 (AES/EBU) ノーマルスピード (44.1/48kHz) ダブルスピード (88.2/96kHz) クワッドスピード (176.4/192kHz) |
入力サンプリング周波数 | 32kHz~216kHz |
AES/EBU INPUT A-B | XLR-3-31 |
フォーマット | AES3-2003/IEC60958-4 (AES/EBU) ノーマルスピード (44.1/48kHz) ダブルスピード (88.2/96kHz) クワッドスピード (176.4/192kHz) |
入力サンプリング周波数 | 32kHz~216kHz |
AES/EBU OUTPUT L-R | XLR-3-32 |
フォーマット | AES3-2003/IEC60958-4 (AES/EBU) ノーマルスピード (44.1/48kHz) ダブルスピード (88.2/96kHz) クワッドスピード (176.4/192kHz) |
ADAT IN | オプティカル |
フォーマット | ADAT (44.1/48kHz) |
ADAT OUT | オプティカル |
フォーマット | ADAT (44.1/48kHz) |
CASCADE IN | BNC |
入力インピーダンス | 75Ω |
入力電圧 | 5V、TTL相当 |
CASCADE OUT | BNC |
出力インピーダンス | 75Ω |
出力電圧 | 5V、TTL相当 |
TIME CODE IN | BNC |
入力インピーダンス | 20kΩ |
入力電圧 | 0.5V~5Vp-p |
TIME CODE OUT | BNC |
出力インピーダンス | 600Ω |
出力電圧 | 2Vp-p |
WORD/VIDEO IN | BNC |
入力インピーダンス | 75Ω |
入力電圧 | 5V、TTL相当 |
WORD/VIDEO THRU/OUT | BNC (THRU/OUT切り換え) |
出力インピーダンス | 75Ω |
出力電圧 | 5V、TTL相当 |
ETHERNET | RJ45 |
フォーマット | 1000BASE-TX |
USB | Aタイプ |
プロトコル | USB2.0 HIGH SPEED (480Mbps) |
KEYBOARD | ミニDIN 6ピン (PS/2) |
CONTROL I/O (REMOTE) | RJ45 (RC-HS20PD専用) |
CONTROL I/O (PARALLEL) | D-sub 25ピン |
CONTROL I/O (RS-232C) | D-sub 9ピン |
CONTROL I/O (RS-422) | D-sub 9ピン |
リミッター | |
アタックタイム | 3msec |
リリースタイム | 300msec |
スレッショルド | -5dBFS |
レシオ | 32:1 |
電源 | AC100~240V、50-60Hz |
消費電力 | 26W |
外形寸法 | 482.7 (幅)mm×94 (高さ)mm×317.1 (奥行き)mm |
質量 | 4.8kg |
性能 | |
周波数特性 | 20Hz~20kHz、±0.5dB (Fs:44.1~192kHz) 20Hz~40kHz、+0.5dB/-2dB (Fs:88.2/96kHz) 20Hz~80kHz、+0.5dB/-5dB (Fs:176.4/192kHz) |
歪率 | 0.005%以下 (ANALOG INPUT→ANALOG OUTPUT、リファレンスレベル:-20dBFS、+23dBu入力、1kHz、AES-17 LPF) |
S/N比 | 100dB以上 (ANALOG INPUT→ANALOG OUTPUT、22kHz LPF、A-WTD) |
- RoHSに対応しています。
- 仕様および外観は改善のため予告なく変更することがあります。
動作確認済みメディア・その他
CF 動作確認済みメディアリストhs-8_tested_media_list_.pdf 98.3 KB
インフォメーション
最新のバージョン情報 | |
ファームウェア | V1.41 |
V1.41 ファームウェア
- “PROJECT”画面のフォルダー選択画面でCOPYを実施した後、“MEDIA SELECT”画面でカレントメディアの切り替えを実施すると、ポップアップメッセージが消えなくなり、ほとんどの操作ができなくなる不具合を修正しました。
- IPアドレス取得モード“IP SETUP”を“DHCP”から“STATIC”に変更した後にDHCPサーバーからIPアドレスを取得してしまう不具合を修正しました。
- ファイル名の拡張子が大文字「WAV」のWAVファイルをCFカードにコピーした際、リビルド(再構成)してもこのファイルが表示/再生できない不具合を修正しました。
- FTPでカレントフォルダーにWAVファイルを転送した際、リビルド(再構成)しないと転送したファイルが表示/再生できない不具合を修正しました。
- FTPで非カレントフォルダーにファイルを転送した後にRS-232C/Telnetでこのフォルダーをロードした際、リビルド(再構成)しないと転送したファイルが表示/再生できない不具合を修正しました。
- 動作の安定性を向上させました。
仕様書/外形図
RS-232C プロトコル仕様書 | 2014-01-28 | 305.1 KB |
---|---|---|
DXF | 2010-10-29 | 532.1 KB |
仕様書 | 2010-09-15 | 990.4 KB |
取扱説明書
取扱説明書 | 2015-12-03 | 2.6 MB |
---|---|---|
取扱説明書・追補 V1.40 | 2014-07-07 | 753.5 KB |
取扱説明書・追補 V1.30 | 2014-01-28 | 481.2 KB |
取扱説明書・追補 V1.20 | 2011-12-07 | 542.3 KB |
ドキュメント
リリースノート | 2016-05-23 | 230.0 KB |
---|
ファームウェア(本体)
V1.41 ファームウェア | 2016-05-23 | 1.5 MB |
---|
ソフトウェア
Poly/Mono Converter Windows用 | 2013-03-13 | 8.4 MB |
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動作確認済みメディア・その他
CF 動作確認済みメディアリスト | 2020-06-19 | 98.3 KB |
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その他
導入事例-富士電子音響芸術祭様 | 2012-12-19 | 3.6 MB |
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導入事例-グロービジョン株式会社様 | 2012-12-19 | 922.9 KB |
FAQ
現在、232Cコマンドで左記不具合を確認しております。次期Ver.で対応を予定しております。
上記不具合につきましてはV1.30以降で改善されております。
本機は一部のトラックのみ録音状態にして、その他のトラックを再生させることはできません。すべて同時録音・同時再生となりますので、上書きやパンチ録音はできません。