GB-10
ギター&ベーストレーナー/レコーダー/チューナー
『GB-10』はTASCAMがこれまで培ってきたレコーダーやトレーナーの技術を余すことなく投入し、使い勝手とユーザーインターフェースを重視した新しい コンセプトのトレーナー/レコーダーです。
ギターやベースとつないでヘッドホンでモニターしながらの練習はもちろん、内蔵エフェクトを使えば臨場感あふれるサウンドで演奏を楽しむことができます。
メーカー希望小売価格 : オープンプライス
この製品は生産完了になりました。
楽曲のキーを保ったままテンポがチェンジできるVSA機能を装備
練習したい曲のファイルをパソコンからコピーして、再生しながら一緒に演奏することが可能。
トレーニングのための機能として、キーを変えずにファイルの再生スピードを自由に可変できるVSA(Variable Speed Audition)機能を装備。
スピードを半分(0.5倍)にすれば速いフレーズの耳コピーも容易に行えます。
通常のスピード(1.0倍)より速く再生してアップテンポな曲の練習に活用することもできます。
加えて、接続したギターやベースの演奏を録音することが可能。
何度も自身の演奏を聴き返して繰り返し練習することがテクニック上達への近道です。
オプションのフットスイッチを使えばハンズフリー操作が可能
ファイルを再生しながら演奏をミックスして録音するオーバーダビング機能を装備。
お気に入りの曲に合わせてギターや ベースの演奏を録音するだけでなく、その場で思いついたアイデアを手軽に録音してデモ制作にも活用できます。
オプションのフットスイッチRC-3Fを併用 すれば、録音や再生、フラッシュバックなど様々な機能をハンズフリーでコントロール可能となり、更に効果的なトレーニングや録音を実現できます。
チュートリアル動画
- GB-10の機能を実演紹介
練習を楽しくする万能トレーニングツール
STEP1:練習したい曲をGB-10(SDカード)へ転送
練習したい曲を、mp3ファイルで用意。
USBケーブルでパソコンと接続してファイルを転送。
※高音質のwav形式ファイルにも対応。
STEP2:ギターとヘッドホンをGB-10に接続
ギターケーブルは直接接続。
内蔵のマルチエフェクターで、好みのギターサウンドを作れば、練習のテンションもアップ。
※内蔵チューナーでチューニングも。
STEP3:曲にあわせて、部分練習
ループ再生機能で、練習したい部分を繰り返し再生。セクションごとに攻略して完璧な演奏を目指そう。
1曲中に最大5個までループ設定可能。
※別売のフットスイッチで足元操作もOK。
STEP4:スピードやキーを変えて練習
曲の速度や音程を変えられるVSA機能を使えば、憧れのアーティストの速弾きフレーズもスピードを落として、らくらく聴き取り。
STEP5:録音して自分の演奏をチェック
演奏できるようになったら、録音ボタンを押して簡単に録音開始。自分の演奏を聞くことは上達への近道だ。
※既存の音源に自分の演奏を重ねることもできる。
練習を手軽に、そして高度にする再生機能の数々
セクション練習を手軽にするマルチループ機能
ループ設定画面
プレイリスト登録することでマルチループが可能
Aメロ、Bメロ、サビ、ギターソロなど1セク ションずつ練習する手法は定石といえます。『GB-10』に搭載されているマルチループ機能を使えば1曲で最大5カ所のループポイントを設定できます。Aメロ ループ→演奏ができたらBメロループといった練習がワンボタンで手軽に可能になりました。
VSA機能で高速フレーズも音程そのままにスピードダウン
テンポ可変(VSA画面)
可変幅は50%(半速)-150%本体の[SPEED]キーを押すだけでかんたん設定
進化したVSA(Variable Speed Audition)機能により、アナログでは不可能だった音程を維持したままのスピードダウンが可能。耳コピのフレーズ聞き取りも容易になります。
キーコントロール機能で任意のキーに変更して演奏
ダウンチューニングの楽曲練習は面倒なものです。こういった準備を簡略化するキーコントロールももちろん装備。# / b 6半音の範囲でキーコントロールできます。
練習のセッティングをかんたんに。豊富なギターアクセサリー
ギター/ベース用マルチエフェクト搭載
練習とは言えど、ドライブしたサウンドでギターを気分よく弾きたいものです。マルチエフェクターを搭載しており、本体のみでゴキゲンなギターサウンドを奏でることができます。アンプシュミレーターモードで歪み系のサウンドメイクも可能、エフェクトパッチのセーブにも対応。
ギターの必需品、チューナーとメトロノームも搭載
練習前はもちろんのこと練習中にもチューニングは必須です。繋ぎ変えることなく内蔵チューナーでチューニングが可能です。また、メカニカルトレーニングに必須のメトロノームも搭載。
弾けるようになったら、上達の近道、録音に挑戦
RECORDボタンひとつでかんたん録音
付属のSDカードを挿入し[RECORD]ボタンを押すだけでかんたん録音。演奏を聞き返すことで上達につながります。既存の音源に音を重ねるオーバーダビングも可能、アレンジにも使えます。押すだけですぐに録音開始。[RECORD][PLAY]の同時押しでオーバーダビングも可能です。
RC-3Fの操作方法
GB-10
GB-10にはトレーニング状況や使用用途に合わせて、最適なペダル機能の組み合わせ(モード)があらかじめ用意されております。楽器演奏の練習、録音、ライブ、または会議議事録起こしなど、様々な使い方ができます。
設定方法
「FOOT SW」画面(MENU > FOOT SW)でモードを選択します。
MODE | 内容 | 選択肢 | ||
L | C | R | ||
PLAY | 楽器演奏の練習に最適です。 | REW | PLAY/STOP | FWD |
TRAINER | フラッシュバックとVSAの切り換えで、より高度な楽器演奏の練習ができます。 | FLASH | PLAY/STOP | SPEED CHANGE |
EFFECT | 内蔵エフェクターのプリセット切り換えを行います。 | PRESET- | PLAY/STOP | PRESET+ |
RECORD | 楽曲制作、オーバーダビングを行うときに便利です。 | OVERDUB | REC/PAUSE | STOP |
MINUTES | 会議録音後の議事録起こし時に便利です。 | REW | PLAY | FWD |
REW | 巻き戻します。 |
PLAY/STOP | 再生/停止を行います。 |
FWD | 早送りをします。 |
FLASH | 再生中にあらかじめ設定した秒数前に戻って再生します。 |
SPEED CHANGE | 通常速度再生とあらかじめ設定した速度での再生の切り換えを行います。 |
PREST - | 内蔵エフェクターのプリセットを切り換えます。 |
PREST + | 内蔵エフェクターのプリセットを切り換えます。 |
OVERDUB | オーバーダビングを開始します。 |
STOP | 停止します。 |
PLAY | 再生します。 |
オプション
仕様説明
再生機能
- パソコンからオーディオファイルをコピーして、再生しながら演奏することが可能。ファイル形式は44.1kHz、16ビット/24ビットのWAVフォーマットおよび44.1kHz、32kbps~320kbpsのMP3フォーマットに対応。
- 再生音の音程を変えずに再生スピードを0.5倍~1.5倍まで可変できるVSA(Variable Speed Audition)機能を搭載。スピードを遅くして速いフレーズの耳コピーを容易にしたり、テンポを上げて、速いパッセージの練習などにも効果的に活用可能。
- 再生時に±6半音まで音程を可変できるキーコントロールが可能。移調してのトレーニングを容易に。
- 再生中にプレイキーを押すことにより、数秒戻って再生を続けるフラッシュバック再生。(1~10秒、1秒単位)
- 再生したいファイルを登録可能なプレイリストを搭載。
- 再生モード:全ファイル再生、フォルダ再生、プレイリスト再生。(最大99ファイル)
- ファイル内の任意の区間を繰り返し再生するループ再生。
- プレイリスト再生では1ファイルに5つのループ再生を設定可能なマルチループ機能を実現。より効果的なプレイバックが可能。
- 1ファイルだけ再生するシングル再生や1ファイルまたは全ファイルを繰り返し再生するリピート再生が可能。
- 入力信号にかけることが可能なエフェクターを内蔵。
- メトロノームやチューナーを搭載。
録音機能
- 44.1kHz、16ビットのステレオリニアPCM(WAV)録音が可能。
- 記録メディアに音質やコストパフォーマンスに優れたSD/SDHCカードを採用。
- 録音時間:3時間22分(2GB SDカード)
※上記録音時間は目安です。ご使用のSD/SDHCカードにより異なる場合があります。
※上記録音時間は連続録音時間ではなく、SD/SDHCカードに録音可能な合計時間です。 - 録音開始操作2秒前からの音を録音できるプリレック機能を搭載。録音したい音の頭が途切れることを未然に防ぎます。
- オーディオファイルを再生しながら入力信号をミックスして別ファイルに録音するオーバーダビング機能により、マイナスワン素材にギターソロをのせたり、憧れのミュージシャンとのセッションも可能。
- 入力信号のレベルに応じて自動で録音を開始/一時停止するオートレック機能。
※オーバーダビング時は、オートレックは動作しません。 - 最大ファイルサイズに達すると、新たなファイルを作成して継続録音が可能。
- 録音中に任意の位置でファイルを更新可能なトラックインクリメント。
その他
- 任意の位置でファイルを分割するディバイド機能。
- ファイル名の形式をユーザーワードに設定可能。
- 別売のフットスイッチ(RC-3F)により、再生や録音のコントロール、エフェクタープリセットの切り換えが可能。ハンズフリーでストレスなくトレーニング可能。
- 視認性に優れた128×64ドット・グラフィカルディスプレー。
- USB 2.0により対応オーディオファイルをパソコンと高速転送可能。
- Mini-BタイプUSB2.0端子や別売フットスイッチ(RC-3F)接続用REMOTE端子。
- 単3形電池2本またはUSBバスパワー、別売のACアダプター(PS-P520)で駆動。
- 2GB SDカード、USBケーブルを付属、すぐご使用いただけます。
定格 | |
記録メディア | SDカード(64MB~2GB)、SDHCカード(4GB~32GB) |
録音ファイル形式 | WAV |
WAV量子化ビット数 | 16ビット |
再生ファイル形式 | WAV、MP3 |
WAV量子化ビット数 | 16ビット/24ビット |
MP3ビットレート | 32~320kbps、VBR対応、ID3TAG Ver.2.4対応 ※VBRで作成されたMP3ファイルはループ再生で正確なIN/OUTポイントが設定できない場合があります。また、早送り/早戻しサーチをすると曲の経過時間と再生音がずれたり、曲の最後の部分を繰り返して再生したりする場合がありますが、一旦再生を止めれば正常な状態に復帰します。 |
サンプリング周波数 | 44.1kHz |
チャンネル数 | 2チャンネル |
再生スピードコントロール | 0.5倍~1.5倍(0.1倍単位) |
再生キーコントロール | ♭6~♯6(半音単位)、ファインチューン(-50セント~ 50セント) |
アナログ入力 | |
GUITAR IN | モノラル標準ジャック、アンバランス |
入力インピーダンス | 800kΩ |
基準入力レベル | -13dBV(0.2V、INPUTボリューム 7) |
最小入力レベル | -25dBV(0.05V、INPUTボリューム 10) |
最大入力レベル | 3dBV(1.4V、INPUTボリューム 7) |
アナログ出力 | nbsp; |
ヘッドホン/LINE OUT | 3.5mmステレオミニジャック、アンバランス |
ヘッドホン接続時 | |
最大出力 | 15mW 15mW(32Ω負荷) |
LINE接続時 | |
出力インピーダンス | 23Ω |
基準出力レベル | -14dVB(10kΩ負荷) |
最大出力レベル | 2dBV(10kΩ負荷) |
エフェクター | ギターアンプ(リバーブ)、コンプレッサー、FX(コーラス/フランジャー/フェイザー/トレモロ/オートワウ/ディレイ) |
初期プリセット数 | 10 |
ユーザープリセット数 | 10 |
チューナー | |
クロマチックモード | |
測定範囲 | B0(30.90Hz)~E6(1318Hz) |
オシレーターモード | |
チューニングトーン範囲 | C3(130.8Hz)~B5(987.8Hz) |
A4キャリブレーション範囲 | 435Hz~445Hz |
メトロノーム | |
テンポ範囲 | 4分音符=20~250回/分 |
拍子 | 0~9拍子 |
USB | mini-Bタイプ |
フォーマット | USB2.0 HIGH SPEED(480Mbps) |
REMOTE | 2.5mmステレオミニジャック、別売フットスイッチRC-3F専用 |
電源 | 単3形電池2本(アルカリ乾電池またはニッケル水素電池) USBバスパワーから供給 AC100~240V、50-60Hz(別売AC アダプター PS-P520) |
消費電力 | 0.4W(MP3再生時) |
電池持続時間 |
|
アルカリ乾電池使用時 (EVOLTA) |
約13時間(JEITA録音時間) 約13.5時間(JEITA音楽再生時間) |
ニッケル水素電池使用時 (eneloop) |
約11時間(JEITA録音時間) 約11.5時間(JEITA音楽再生時間) |
※使用状況により変動することがあります。 | |
外形寸法 | 158(幅)×30(高さ)×70(奥行き)mm |
質量 | 160g(電池を含まず) |
付属品 | SDカード(2GB、本体に装着済み) USBケーブル |
性能 | |
周波数特性 | 20Hz~20kHz、+1/-5dB(44.1kHz、GUITAR IN→LINE OUT、JEITA) |
歪率 | 0.07%(44.1kHz、GUITAR IN→LINE OUT、JEITA) |
S/N比 | 70 dB(GUITAR IN、JEITA) |
動作確認済みメディア・その他
SD 動作確認済みメディアリストgb10_lr10_tested_media_list_.pdf 114.7 KB
取扱説明書
取扱説明書 | 2015-06-15 | 1.3 MB |
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ドキュメント
GB-10 LR-10動作確認済みメディアリスト | 2011-05-26 | 129.7 KB |
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Ver1.02 リリースノート | 2010-11-29 | 263.9 KB |
ファームウェア(本体)
V1.02 ファームウェア | 2010-11-29 | 1008.0 KB |
---|
動作確認済みメディア・その他
SD 動作確認済みメディアリスト | 2023-12-22 | 114.7 KB |
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FAQ
MediaPlayerで録音したファイルの取り込み方法の一例をご案内いたします。
MediaPlayerの仕様、操作方法につきましてはバージョンにより異なる可能性がございます。詳細につきましてはパソコンメーカー様にご確認ください。
1)CDをMediaPlayerでパソコンに録音(音の取り込み)を行います。
※MediaPlayerでCDから録音した場合、デフォルトではWMA形式でファイルが作成されます。
MediaPlayerの音の取り込み設定でMP3または、WAVファイルに設定してください。(整理→オプション→音楽の取り込み)
2)本機を“STORAGE”としてパソコンに正しく接続してください。
※正しく接続されると、コンピューターに本機が表示されます。
(スタート→コンピューター、またはエクスプローラー)
3)表示された本機を開き、その中のMusicのフォルダを開きます。
4)MediaPlayerで録音した曲のタイトルを選択して右クリックで「ファイルの場所を開く」を実行します。
5)開いたファイルの場所にある音楽ファイルを直接コピー、または移動で本機の開いたMusicのフォルダ内にファイルを入れてください。
6)本機をパソコンより正しく取り外しを行い、取り込んだファイルをご確認ください。
尚、インターネット等からダウンロードしたMP3ファイル等、サンプリング周波数が44.1k 48kでない場合が
多くあります。本機で対応しているMP3ファイルであることをご確認ください。
※LR-10 GB-10は44.1kのみ
本機はギターベース用に設計されておりますため、Guitar Inにマイクを接続して使用することはできません。
パソコンに正常に認識されているか確認するには、スタートメニューから、「コンピュータ」を開いてください。(WindowsXPの場合「マイコンピュータ」)パソコンに正常に認識されていると、「GB-10」「LR-10」もしくは「リムーバブルティスク」というアイコンが表示されます、
この「コンピュータ」画面に該当のディスクが表示されていなければ、お使いの機器はパソコンに認識されていません。下記をお試しください。
1.USB SELECT画面で「BUS POWER」を選択していませんか。パソコンとデータのやりとりをする場合は、「STORAGE」を選択してください。
2.USBポートによっては正常に動作しない場合がございますので、他のUSBポートで接続をお試しください※USBハブは使用しないでください。※他のUSB機器は外してお試しください。
ご使用の機器に対応しているSDカードまたは、マイクロSDカードをご使用になっていますでしょうか。
カードによっては、録音/再生ができなかったり、途中で止まってしまう等、動作が不安定になる場合や、フリーズ、フォーマットエラー等が出る場合がございます。その場合、付属のカードや、ご使用の機器で動作確認済みカードをご使用ください。
本機で再生できないファイル形式です。ファイル形式をご確認ください。 Windows Media PlayerやiTunesなどは初期設定が独自の形式(「wma」「AAC」などの)になっていますので、本機の対応形式に変換してください。 また、MP3やWAVでも、本機が対応していないサンプリング周波数や量子化ビット数のファイルの場合は、同様のエラーとなりますのでご注意ください。
本機はパートキャンセル機能を備えておりません。
本機の入力はGuitar Inのみとなります。マイクは内蔵しておりません。
再生の音程を変えていませんか?または、再生のスピードを変えていませんか?
音程やスピードを可変すると、音が多少震えるように聞こえます。
オプションのフットスイッチRC-3Fを使えば、ハンズフリーでGB-10の様々な機能を足でコントロールすることが可能となります。もちろん、再生・停止も行えます。詳しくは下記をご参照ください。
再生、早送り、巻戻しを操作したい場合
PLAY MODE:REW-PLAY/STOP-FWD
フラッシュバック機能を使って短時間で同じフレーズを何度も聞きたい場合
TRAINER:FLASH BACK-PLAY/STOP-SPEED CHANGE
ギターやベースのエフェクトを操作したい場合
EFFECT:PRESET(-)-PLAY/STOP-PRESET(+)
録音やオーバーダビングをしたい場合
RECORD:OVERDUB-REC/PAUSE-
電池持続時間は、お使いの記録メディアにより変動することがあります。
ご使用のメディアで一度ご確認することをお勧めいたします。