DR-10L
ピンマイク付き小型オーディオレコーダー
『DR-10L』は、ピンマイクから直接録音することが可能なレコーダーです。軽量、コンパクトなウェアラブル設計で、ブライダル、イベントや番組、舞台などでの音声収録から講義やセミナーの録音、一人でロケにいくラジオDJの方など、幅広い用途において手軽に高音質な音声収録ができます。シンプルな操作と多彩な機能で、確実な録音をサポートします。
メーカー希望小売価格 : オープンプライス
- 外形寸法: 52(W) × 55.6(H) × 24.4(D) mm
- 質量: 63g (電池を含む) / 51g (電池を含まず)
- 44.1kHz/48kHz, 16/24ビットでのWAV(BWF)フォーマットおよびMP3に対応
- ピンマイクに、いずれも取り外し可能なマイククリップとウィンドスクリーンが付属(ピンマイクケーブル長:1.6m)
- 異なるレベルで2系統の同時録音を行うことができるデュアル録音機能
- 電池が切れる前に収録中のデータ消失を回避する自動ファイルクローズ処理
- 広い視野角/視認性の良い有機ELディスプレー
- 単4電池 1本駆動で10時間以上の録音時間 ※アルカリ乾電池(EVOLTA)使用時
- Sennheiser社製、RODE社製など他社マイクも接続可能(Tip: Mic, Ring: Line, Sleeve: GNDのピンアサイン品のみ)
- DR-10L
- ピンマイク
- ピンマイク用ウィンドスクリーン/クリップ
- USBケーブル(A type-micro B type)
- microSDカード
- ベルト用クリップ
- 収納ケース
- 単4形電池1本(動作確認用)
- 取扱説明書(保証書付)
手のひらに乗るコンパクトサイズで、本体の重さはわずか51g※。
ピンマイクはジャケット、シャツ、ネクタイなど様々な場所に取り付けが可能です。本体も着脱可能なクリップが付属しており、ベルト等に装着することができます。
※電池含まず
できるだけ高い録音レベルを設定しながらも、同時に低いレベルによるバックアップが可能なデュアル録音機能のほか、リミッター機能を搭載しています。話者に合わせた5段階のゲインコントロールを持ち、より最適な録音レベルに設定することも可能です。また電源が切れる前にファイルクローズ処理を自動で行うため、想定外の電池消耗時などでも、収録データの全消失を回避する機能を備えています。録音開始・停止はスライド式スイッチで操作し、録音中は停止以外の操作を受け付けない誤操作を防止する仕様となっています。
単4形電池1本で約10時間*駆動することが可能です。長時間に渡る収録でも、電池を頻繁に取り替えることなく録音することが可能です。リチウム乾電池、ニッケル水素電池にも対応しています。
※アルカリ乾電池の場合の目安の時間です。バッテリーの持続時間は電池のタイプによって異なり、またヘッドホンを接続することで減少することがあります。
レベルメーター、電池残量などが視認性の良い有機ELディスプレーで確認可能です。一定の時間操作が無い状態が続くと自動的にディスプレーのみオフとなり、より目立たず収録できます。
ポストプロダクションで圧倒的な支持を得るオーディオリペアツールiZotope社 RXシリーズよりRX Elementsをバンドル。オーディオファイルをAIで分析し、バックグラウンドノイズやポップノイズなどを自動的に特定してリペアするRepair Assistant機能を搭載。プロクオリティの制作を強力にサポートします。
※RX Elements はiZotope社の製品です。詳しくはこちらをご覧ください。
ピンマイク付属でクリアで聞きやすい音声の収録が可能。感度-42dBV/Pa、115dB SPLの最大入力音圧レベルを持ち、小さい声から大きい声まで幅広く対応することができます。
記録フォーマットは44.1kHz/48kHz, 16/24ビットのWAV(BWF)フォーマットとなっており、高音質での記録が可能です。記録メディアには汎用性の高いmicroSDカードを採用し、最大32GBのカード1枚で約60時間分※の音声を収録することができます。
※48kHz/24bit、ファイルタイプ"MONO"選択、デュアル録音機能OFF時) V2.0以降のファームウェアでは、さらに128kpbsまたは192kbpsでのMP3フォーマットでの録音が可能です。また、録音するファイル名は任意に設定することができます。
録音中の音を聴くことができる入力モニターも可能なほか、ファイル再生にも対応し、録音したデータをすぐに確認することができます。
機能一覧
- 44.1kHz/48kHz, 16/24ビットでのWAV(BWF)フォーマットおよびMP3に対応
- ピンマイクに、いずれも取り外し可能なマイククリップとウィンドスクリーンが付属(ピンマイクケーブル長:1.6m)
- 異なるレベルで2系統の同時録音を行うことができるデュアル録音機能
- 過大入力を自動的に調整するリミッター機能
- 不要な低音をあらかじめ低減するローカットフィルター(120Hz固定)
- 電池が切れる前に収録中のデータ消失を回避する自動ファイルクローズ処理
- 録音中の誤操作を防止するスライド式録音スイッチおよび、録音中は録音停止以外の操作を無効にする機能
- 録音レベルを自動で調節するオートレベル機能
- 広い視野角/視認性の良い有機ELディスプレー
- 単4電池 1本駆動で10時間以上の録音時間 ※アルカリ乾電池(EVOLTA)使用時
- 入力モニター及び収録した音声確認可能なヘッドホン出力端子搭載
- 記録メディアにmicroSD/microSDHCカードを採用(最大32GBのmicroSDHCカードが使用可能)
- 電池残量が少ない時、SDカードの空き容量が少ない時、録音ファイル数の上限を超えている時にモニター音声に警告音を出力
- Sennheiser社製、RODE社製など他社マイクも接続可能(Tip: Mic, Ring: Line, Sleeve: GNDのピンアサイン品のみ)
- 長時間の録音ファイル管理に便利な、録音中に一定の録音時間長(約15分)でファイルを更新できるタイムトラックインクリメント機能
- パソコンへのデータ転送、モバイルバッテリーなどからの給電も可能なmicro USB B端子
- パソコンでDR-10Lの設定をテキストファイルで作成可能
- ベルトクリップ付属
- 本体と付属品を収納する専用ケース、microSDカード、動作確認用単4形電池1本付属
仕様説明
記録メディア | microSDカード(64MB ~ 2GB)、microSDHCカード(4GB ~ 32GB) |
録音再生フォーマット | |
V1.00 | |
WAV | 44.1k/48k Hz、16/24 bit mono/poly (BWF format) |
V2.00 | |
WAV | 44.1k/48k Hz、16/24 bit mono/poly (BWF format) |
MP3 | 44.1k/48kHz、24bit mono/poly |
録音 | 128k/192k bps |
再生 | 32k~320k bps |
アナログオーディオ入力 | |
コネクター | 3.5mm(1/8") 3極(TRS)ミニジャック スクリューロック付き |
最大入力レベル | -15dBu (Gain L) |
最小入力レベル | -55dBu (Gain H+) |
マイク入力ゲイン | +14dB to +38 dB |
入力インピーダンス | 33kΩ (Mic bias off)/ 2kΩ (Mic bias on) |
ラベリアマイク(ピンマイク) | |
マイクロホン感度 | -42dBV/Pa |
指向性 | 全指向性 |
最大耐音圧 | 115dB SPL |
ケーブル長 | 160cm |
PHONES | |
コネクター | 3.5mm(1/8") ステレオミニジャック (Dual Mono Output) |
USB | |
コネクター | USB 2.0 Micro-Bタイプ |
プロトコル | USB2.0 HIGH SPEED マスストレージクラス |
電源 | |
メイン | 単4形電池1本 (アルカリ乾電池、ニッケル水素電池またはリチウム乾電池)、 USBバスパワー ※電池持続時間は、お使いの記録メディアにより記載された値から変動することがあります。 |
日時情報保存用 | リチウム二次電池1個(内蔵) |
消費電力 | 0.45W |
電池持続時間 | WAV,24 bit / 48kHz 録音、マイクのみ接続、ヘッドホン未接続、リミッター:オフ、デュアル録音:オフ、JEITA録音時 ※電池持続時間は、お使いの記録メディアにより記載された値から変動することがあります。 |
アルカリ乾電池(EVOLTA) | 約10時間 |
ニッケル水素電池(eneloop) | 約8時間 |
リチウム乾電池(Energizer ULTIMATE LITHIUM) | 約15.5時間 |
外形寸法 | 52(W) × 55.6(H) × 24.4(D) mm |
質量 | 63g (電池を含む) / 51g (電池を含まず) |
動作温度 | 0˚C ~ 40˚C |
付属品 | ピンマイク、ピンマイク用ウィンドスクリーン/クリップ、USBケーブル(A type-micro B type)、microSDカード、ベルト用クリップ、収納ケース、単4形電池1本(動作確認用)、取扱説明書(保証書付) |
オーディオ性能
周波数特性 | 20Hz ~ 22kHz +1/-2dB (IN → PHONES) |
歪率 | 0.05%以下 (1kHz サイン波、最大入力レベル時、IN → PHONES) |
S/N比 | 88dB以上 (PHONES Volume Max、MIC GAIN L 選択時、IN → PHONES) |
※RoHSに対応しています。
※仕様および外観は改善のため予告なく変更することがあります。
動作確認済みメディア・その他
動作確認済みメディアリストdr-10_tested_media_list.pdf 76.7 KB
インフォメーション
最新のバージョン情報 | |
ファームウェア | V2.01 |
- テキストファイルによる設定において、設定ファイル(DR-10_SysPara.txt)のDUAL REC (MODE) 項目に-6dbまたは-12dbを記述した場合データを正しく読み込まず設定が反映されない不具合を改善しました。
取扱説明書
取扱説明書・追補 V2.00 | 2018-06-13 | 391.9 KB |
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取扱説明書 | 2017-05-17 | 738.6 KB |
ドキュメント
リリースノート | 2019-07-31 | 3.8 KB |
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ファームウェアアップデートマニュアル | 2017-08-04 | 111.3 KB |
ファームウェア(本体)
ファームウェア V2.01 | 2019-07-31 | 271.2 KB |
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ファームウェア V2.00 | 2018-06-13 | 655.2 KB |
動作確認済みメディア・その他
動作確認済みメディアリスト | 2023-12-27 | 76.7 KB |
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カタログ
TASCAM プロ・業務・PA機器総合カタログ 2024年7月 | 2024-04-12 | 26.8 MB |
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フィールド/ビデオサウンドレコーディング レコーダー・マイクカタログ 202301 | 2023-02-10 | 5.3 MB |
DR-10L カタログ 201709 | 2017-09-06 | 2.4 MB |
FAQ
USBケーブルには給電のみを行うケーブル(充電専用)があります。
データ通信(またはデータ転送)可能な他のUSBケーブルでお試しください。
USB ケーブルの確認手順はこちらをクリック。
※電源アダプター『TASCAM PS-P520U』に付属しているMicro-USB、USB Type-Cケーブルは充電専用の為、データ転送にはお使いいただけません。
https://tascam.jp/jp/product/ps-p520u/top
その場合は、電波発信元より機器を離す、場所を変える等してください。
エラーメッセージの『System Err 50(システムエラー50)』 が出た場合は通常本体の電源を入れ直していただきますが、以下の方法で原因を確認できることがあります。※microSD カードも『SD カード』と称します。
1. レコーダー本体が故障しているかの確認
- 電源を切り SD カードを取り出します。
- 電源を入れて『System Err 50』が表示された場合は本体が故障している可能性があります。こちらから修理点検をお申し込みください。
2. SD カードの中でデータが散らばって(断片化)記録されているかの確認
- 電源を切り SD カードを3度ほど挿抜し、再度挿し込みます。
- 電源を入れて『System Err 50』が表示されたら、パソコンでSDカードをフルフォーマットしてください。
3. SD カードの劣化や、相性が合っていないかの確認
- パソコンでフルフォーマットした SD カードを挿して電源を入れても『System Err 50』が表示されたらSD カードを買い替えてください。
使用しているSDカードにファイルサイズが"0"の音楽ファイル(.wav)
が存在していると、このような症状になる場合があります。
パソコン等で使用するSDカード内にあるファイルサイズが"0"の音楽
ファイル(.wav)を削除してからご使用ください。
また、パソコン等からファイルサイズが"0"の音楽ファイル(.wav)を
使用するSDカードにはコピーしないようにしてください。