CG-1000
クロックジェネレーター
CGシリーズは放送局、大規模ポストプロダクション向けの『CG-2000』、小規模から大規模ポストプロダクション向けの『CG-1800』、レコーディングスタジオ、サウンドエンジニアならびにミュージシャン向けの『CG-1000』の3モデルで構成され、用途や環境に合わせて機種が選択可能なマスタークロックジェネレーターのラインナップです。
メーカー希望小売価格 : 187,000円 (税抜 170,000円)
この製品は生産完了になりました。
インターナルクロックには、環境温度に左右されない高精度OCXOを採用
全てのモデルに高精度OCXO(恒温槽付水晶発振器)を採用し、+/-0.01ppm*1のクロック精度、+/-0.005ppm/日の周波数安定性を誇ります。
加えて10MHz対応外部入力端子を搭載していますので、ルビジウムクロックやGPSクロックを供給可能な場合には、システムの更なる高精度化にも対応可能です。
自社設計のジッターマネジメント回路により、外部クロックのジッターを低減しビデオ/ワード出力へ安定したクロックの供給が可能。
ドロップアウト時および復帰時においても、クロックの位相が保持された状態を維持し、ノイズや音切れを発生させないグリッチレス リロック回路を搭載し、高い信頼性と安定性を提供します。
*1 工場出荷時の数値です。
ログ取得やGPOパラレル出力で不具合発生状況を確認
『CG-2000』、『CG-1800』では4系統のビデオ出力を装備。
全シリーズにおいて12系統のワードクロック出力、AES3/11、 S/PDIFデジタル出力をそれぞれ2系統装備しており、大規模な同期システムの構築も可能です。
更に2xFs、4xFs、256xFs の出力にも対応し、ProToolsなどのDAWシステムにも対応します。
CGシリーズは、メンテナンスや不具合発生時の原因究明に対して配慮された設計になっています。
出力機器のターミネーションや入力レベルの計測(『CG-2000』、『CG-1800』のみ)、入力周波数を測定可能なアナライザー機能を装備しておりトラブル発生時の解析をサポートします。
ワードクロック出力レベルは多段階で調整可能となっており、接続機器に適したレベルの供給を可能とします。他にもトラブルの原因究明をサポートする機能として、ログ取得機能を備えています。
外部発振器を使用したセルフ校正機能で、ユーザーによるメンテナンスが可能
水晶発振器は経年変化する素子であるため、最も良い状態で使用するには機器の定期的な校正を必要とします。
CGシリーズはセルフ校正機能を搭載しており、簡単な操作でユーザーによるメンテナンスが可能*2です。
引っ張りやねじれに対して優れた強度を誇るナット締め付けタイプのAmphenol製BNCコネクターの採用、ねじれによる接触不良を防ぐ、端子ごとに独立した基板構成など、耐久性に対しても十分配慮された設計になっています。
CGシリーズはタスカムの業務用機器開発を通じて、これまで蓄積されたデジタル同期技術のノウハウをクロック同期に特化した製品用に磨き上げ、余すところなく投入した業務用マスタークロックジェネレーターです。
*2 校正機能の使用には、GPSアンテナ内蔵/10MHz、PPS出力の発振器を別途ご用意いただく必要があります。
高精度同期システムの構築が可能
インターナルクロックには、環境温度に左右されない高精度OCXOを採用
※工場出荷時の数値です。
10MHz対応外部入力端子を搭載し、更なる高精度化に対応
豊富な入出力端子により大規模なオーディオ同期システムにも対応が可能
12系統のワードクロック出力をはじめとする豊富な出力端子
※最大出力:Fs192kHzまで対応
高信頼性、高安定性に配慮した設計
安定したクロックを供給するジッターマネジメント回路
クロックのドロップアウト時および復帰時にノイズや音切れを発生させないグリッチレス リロック回路
メンテナンスや不具合発生時の原因究明をサポートする機能群
入力周波数の計測が可能なアナライザー機能
ワードクロック出力レベル調整機能により、適したレベルで機器への信号供給が可能
ログ取得による不具合発生状況の確認が可能
ユーザーによるメンテナンスを可能にするセルフ校正機能
※校正機能の使用には、GPSアンテナ内蔵/10MHz、PPS出力の発振器を別途ご用意いただく必要があります。
耐久性に配慮した設計
強度あるナット締付けタイプのAmphenol製BNCコネクター
ねじれによる接触不良を防ぐ、端子ごとに独立した基板構成
機能一覧
- インターナルクロックには、環境温度に左右されない高精度OCXO(恒温槽付水晶発振器)搭載
- 10MHz対応外部入力端子を搭載し、更に高精度なシステム構築が可能
- 安定したクロックを供給するジッターマネジメント回路
- クロックのドロップアウトおよび復帰時に、ノイズや音切れを発生させないグリッチレス リロック回路
- 12系統のワード出力をはじめ豊富な出力端子により、大規模なオーディオ同期システムにも対応が可能
- 外部マスタークロックソースとしてAES3、AES11も選択可能
- 入力周波数の計測が可能なアナライザー機能
- ワードクロック出力レベル調整機能により、適したレベルで機器への信号供給が可能
- 外部発振器(Atomic/GPS 10MHz, GPS PPS)を使用したセルフ校正機能
※校正機能の使用には、GPSアンテナ内蔵/10MHz、PPS出力の発振器を別途ご用意いただく必要があります。 - ワードクロックは 192kHzまで対応
- 4つまでのシステム設定をボタンに登録し呼び出し可能で、登録した設定はUSB経由でインポート/エクスポート可能
- 強度あるナット締め付けタイプのAmphenol製BNCコネクター
- ねじれによる接触不良を防ぐ、端子ごとに独立した基板構成
- 3Pインレットタイプの電源ケーブル装備
- 誤動作を防止するパネルロックスイッチ装備
- 視野角の広い128×64ドット有機ELディスプレー
- スタジオ機器にマッチするアルミフロントパネル
- USB端子を使用してファームウェアのアップデートが可能
- EIA 1Uラックマウントサイズ
- RoHS対応製品
関連製品
仕様説明
CG-2000 | CG-1800 | CG-1000 | |
入力定格 | |||
VIDEO INPUTS | |||
コネクター | BNC×2(A/B) | BNC | - |
入力レベル | 0.5Vp-p~2.0Vp-p | - | |
入力インピーダンス | 75Ω (メニューにてON/OFF選択) | - | |
入力信号 | |||
SDビデオ Black Burst | NTSC(29.97)、NTSC B/W(30)、PAL(25) | - | |
HDビデオ Tri-Level | |||
720p | 50、59.94、60 | - | |
1080p | 23.976、24、25、29.97、30、59.94、60 | - | |
1080i/psf | 23.976、24、25、29.97、30 | - | |
許容周波数偏差 | +/-10ppm | - | |
WORD/EXT INPUTS | |||
コネクター | BNC×2(A/B) | BNC | |
入力レベル | 0.5Vp-p~5.0Vp-p | ||
入力インピーダンス | 75Ω/50Ω(メニューにて75Ω/50Ω/OFF選択) | ||
対応周波数 | |||
WORD CLOCK | 32kHz、44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHz | ||
ATOM | 10.0 MHz | ||
GPS | 10.0MHz | ||
許容周波数偏差 | +/-10ppm | +/-50ppm | |
AES3/11 INPUT | |||
コネクター | XLR-3-31(1:GND、2:HOT、3:COLD) | ||
入力レベル | 0.2Vp-p~10Vp-p | ||
入力インピーダンス | 110Ω | ||
フォーマット | AES11-2003、AES3-2003、IEC60958-4 | ||
対応周波数 | 32kHz、44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHz | ||
許容周波数偏差 | +/-10ppm | +/-50ppm | |
CALIBLATION INPUT | |||
コネクター | BNC | ||
入力レベル | 0.5~5.0 Vp-p | ||
入力インピーダンス | 50Ω(メニューにてON/OFF選択) | ||
対応周波数 | |||
ATOM | 10.0 MHz | ||
GPS | 10.0MHz、PPS | ||
出力定格 | |||
VIDEO OUTPUTS | |||
コネクター | BNC×4(1-4) | - | |
出力インピーダンス | 75Ω | - | |
出力信号 | |||
SDビデオ Black Burst | NTSC(29.97)、NTSC B/W(30)、PAL(25) | - | |
HDビデオ Tri-Level | |||
720p | 50、59.94、60 | - | |
1080p | 23.976、24、25、29.97、30、50、59.94、60 | - | |
1080i/psf | 23.976、24、25、29.97、30 | - | |
WORD OUTPUTS | |||
コネクター | BNC×12(1-12) | ||
出力レベル | 1.0Vp-p~3.5Vp-p(メニューにて0.5Vステップ可変) | ||
出力インピーダンス | 75Ω | ||
対応周波数 | 32kHz、44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHz 1/4xFs、1/2xFs、1xFs、2xFs、4xFs、256xFs (OUTPUTS 11-12のみ対応) ※最大出力:Fs192kHzまで対応 |
||
AES3/11 OUTPUTS | |||
コネクター | XLR-3-31(1:GND、2:HOT、3:COLD)×2(1-2) | ||
出力レベル | 2.5Vp-p | ||
出力インピーダンス | 110Ω | ||
フォーマット | AES11-2003、AES3-2003、IEC60958-4 | ||
対応周波数 | 32kHz、44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHz | ||
S/PDIF OUTPUTS | |||
コネクター | RCAピンジャック ×2(1-2) | ||
出力レベル | 0.5Vp-p | ||
出力インピーダンス | 75Ω | ||
フォーマット | IEC60958-3 | ||
ALARM OUTPUT | |||
コネクター | ユーロブロック 6ピン | - | |
出力レベル | オープンコレクタ | - | |
通信方式 | パラレル | - | |
出力インピーダンス | 10Ω | - | |
耐圧 | 20V | - | |
最大電流 | 35mA | - | |
USB (データ転送専用) | |||
コネクター | USB Bタイプ 4ピン | ||
フォーマット | USB2.0 High Speed (480Mbps) | ||
電源定格 | DC5.0V、0.2A | ||
内部発振器性能 | |||
形式 | OCXO | ||
周波数精度 | +/-0.01ppm(工場出荷時) | ||
周波数安定度 | +/-0.005ppm/日 | ||
電源 | AC100V~240V、50/60Hz | ||
消費電力 | 14W | 11.5W | 10W |
外形寸法 | 483(W)×45(H)×299(D)mm | ||
質量 | 3.3kg | 3.2kg | 3.1kg |
動作温度 | 0˚C~40˚C | ||
付属品 | 電源コード×2、 ラックマウントビスキット、3ピンユーロブロックワイヤーエンド×2、取扱説明書(保証書付) | 電源コード、ラックマウントビスキット、 取扱説明書(保証書付) |
※RoHSに対応しています。
※仕様および外観は改善のため予告なく変更することがあります。
インフォメーション
最新のバージョン情報 | |
ファームウェア | V1.10 |
- ERROR INFORMATIONの履歴に、「Chasing」が発生した情報を残すようにしました。
- 入力クロックが正常な時に、Chasingエラーが稀に出る不具合を修正しました。
製品に関するお知らせ
仕様書/外形図
取扱説明書
取扱説明書・追補V1.04 「ファームウェア V1.04の新機能」 | 2015-08-21 | 140.7 KB |
---|---|---|
取扱説明書 | 2014-06-23 | 1.5 MB |
ドキュメント
リリースノート | 2024-02-07 | 102.2 KB |
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ファームウェア(本体)
ファームウェア V1.10 | 2024-02-07 | 804.4 KB |
---|---|---|
ファームウェア V1.08 | 2021-03-10 | 642.0 KB |
FAQ
電源投入後、およそ3分間は内部OCXOの暖機が必要なため、その間はINFOインジケーターが赤色点灯になります。およそ3分経過した後にINFOインジケーターは青色点灯になります。