CD-RW900SX
CDレコーダー/プレーヤー
豊富な録音機能、再生機能を備えた業務用CDレコーダー/プレーヤー
メーカー希望小売価格 : オープンプライス
- 対応ディスク : CD、CD-R、CD-R-DA、CD-RW、CD-RW-DA
- 消費電力 : 16W
- 外形寸法 : 482.6(W)×94(H)×309(D)mm
- 質量 : 4.2kg
- ⼊⼒レベルを細かく調整可能な左右独⽴ボリュームとデジタルボリューム
- 曲間のない連続録⾳が可能な専⽤ファームウェア搭載ドライブ
- オートキュー、オートレディ
- VSA/ピッチ/キーコントロール再⽣
- パワーオンプレイ
- CD-R、CD-R-DA、CD-RWおよびCD-RW-DAメディアへの記録が可能
- RCA(アナログ)入出力端子
- COAXIAL/OPTICAL(デジタル)⼊出⼒端⼦
- 電源コード x1
- ワイヤレスリモコン x1
- リモコン⽤単4電池 x1
- ラックマウントビスキット x1
- TASCAM ID登録カード x1
- 取扱説明書(保証書付き)
『CD-RW900SX』は、多彩な録⾳機能と再⽣機能を搭載したCDレコーダー/プレーヤーです。本機は、高い耐久性と信頼性を誇るオーディオ専用ドライブを採用し、業務用途の要求に応えるユーザビリティに優れたモデルです。
入力レベルの細かい調整を可能にする左右独立ボリュームとデジタルボリューム
業務用音響の現場では、クライアントから持ち込まれる様々な音源をはじめ、録音レベルや左右バランスが適正でない音源などへの対応も求められます。『CD-RW900SX』は、アナログ領域でL/Rチャンネルそれぞれ入力レベル調整が可能となっており、適正なレベルで録音ができます。
加えてデジタルボリュームを備えているため、デジタル⼊⼒ソースに対しても適正なレベルで録⾳が可能です。
様々な要求に応える多彩なトラック更新機能
録⾳作業を簡略化することのできる多彩なトラック更新機能を備えています。
- オートトラックインクリメント
- DD
デジタルソース(MD, CD)を録音時に、ソースのトラック区切りを検出し、トラック番号が更新されます。 - Time(タイムトラックインクリメント)
指定した時間ごとに⾃動でトラック更新を⾏います。設定時間は1〜10分(1分毎)で設定できます。
会議などの⻑時間録⾳時において、トラックを分けたい場合などに適しています。 - Level
指定した値以下の入力信号が2秒以上続いた後で、信号が再び動作レベルを超えるとトラック番号が更新されます。動作レベルは-24〜-72dBで設定することができ、ライブレコーディングなどに便利です。
マニュアルトラックインクリメント
⼿動でトラック更新を⾏います。RECORDキーを押すことで更新できます。
ユーザビリティを確保する様々な録⾳機能
サンプリング周波数の異なるデジタルソースの⼊⼒を可能にするサンプリングレートコンバーター、⼀定のレベル以上の信号が⼊⼒されると⾃動的に録⾳を開始するシンク録⾳、約4秒間の無⾳を挿⼊するレックミュート、フェードイン/アウト録⾳機能など、様々な録⾳機能を搭載しています。
業務⽤途に必要な再⽣機能を網羅
オートキュー、オートレディ機能をはじめ、ピッチ/キーコントロール再⽣、 パワーオンプレイ、A-B間リピートを含むリピート再⽣、シングル再⽣、プログラム再⽣、ランダム再⽣など、豊富な再⽣機能を備えています。
曲間のない連続録⾳が可能
⼀般的なパソコン⽤ドライブでCD-Rに連続録⾳を⾏う場合は、途中で曲番をつける際に、曲間にわずかなギャップが⽣じてしまいます。本機のCDドライブにはチューニングされた専⽤ファームウェアが搭載されており、曲間のない連続録⾳を⾏うことが可能です。
フレキシブルな接続を可能にする豊富な⼊出⼒端⼦群
アナログRCA、デジタルCOAXIAL / OPTICALの入出力端子を備え、様々な入出力機器との接続に対応。 出⼒はパラレル出⼒され、複数台への同時出⼒も可能です。
PCキーボードによるトランスポートコントロール
PS/2キーボード端⼦にパソコン用PS/2キーボード(別売)を接続すれば、キーボード経由でのトランスポート操作も可能です。
振動などによる⾳⾶びを回避するショックプルーフメモリーを搭載
振動などによる⾳⾶びを回避するショックプルーフ機能を搭載。4秒以内の振動であれば本体メモリーに再⽣データを蓄積しているため⾳切れを防⽌できます。
エマージェンシーホール装備
CDドライブの故障、電源断などでEJECTボタンを押してもディスクが排出されなくなった時に、強制的にディスクを排出することができます。
機能一覧
- 多彩な録⾳機能
・⼊⼒レベルを細かく調整可能な左右独⽴ボリュームとデジタルボリューム
・オート(入力信号レベル/トラック検出/時間指定)、マニュアルでのトラック更新
・曲間のない連続録⾳が可能な専⽤ファームウェア搭載ドライブ
・シンク録⾳ - 多彩な再⽣機能
・オートキュー、オートレディ
・VSA/ピッチ/キーコントロール再⽣
・パワーオンプレイ - CD-R、CD-R-DA、CD-RWおよびCD-RW-DAメディアへの記録が可能
- RCA(アナログ)入出力端子
- COAXIAL/OPTICAL(デジタル)⼊出⼒端⼦
その他の特長
- 約4秒間の無⾳部分を作成(録⾳)できるレックミュート機能
- フェードイン/フェードアウト録⾳機能(1〜30秒、1秒ステップ、デジタル処理)
- 最⼤録⾳トラック数の指定が可能
- デジタル⼊⼒にサンプリングレートコンバーター搭載
- トラック経過時間、トラック残時間、ディスク残時間を切り換えて表⽰が可能(オーディオCD)
- 4種類の再⽣モード(連続再⽣、シングル再⽣、プログラム再⽣、ランダム再⽣)およびリピート再⽣、A-Bリピート再⽣
- MP3ファイル(データCD)の再⽣が可能
- 指定したトラックやディスクのイレース機能(CD-RWのみ)
- ファイナライズ後のディスクに再び録⾳できるアンファイナライズ機能(CD-RWのみ)
- CDテキストの表⽰と編集が可能
- 振動などによる⾳⾶びを回避するショックプルーフメモリー搭載
- ディスクの強制排出が可能なエマージェンシーホールを装備
- 6.3mm(1/4") TRS標準ジャックヘッドホン出⼒端⼦
- PS/2キーボード(別売)によるコントロールやタイトル⼊⼒が可能
- ACインレットタイプの電源ケーブル装備
- ワイヤレスリモコン:RC-RW900を付属
- 2U EIAラックマウントサイズ
仕様説明
対応ディスク | CD、CD-R、CD-R-DA、CD-RW、CD-RW-DA (12cmに対応、CD-RWはHigh Speedに対応) |
再生ディスクフォーマット | CD-DA、CD-ROM ISO9660 LEVEL1/2 Joliet format (マルチセッション対応、CD テキスト対応) |
再生ファイル形式 | |
CD-DA | 44.1kHz、16bit、ステレオ |
MP3 | 44.1kHz、64~320kbps、VBR |
録音ファイル形式 | |
CD-DA | 44.1kHz、16bit、ステレオ |
アナログ入力 | |
アンバランス | |
コネクター | RCAピンジャック |
入力インピーダンス | 22kΩ +/-10% (不平衡) |
規定入力レベル | -10dBV (Full scale -16dB) |
最小入力レベル | -19dBV以上 (規定レベル=Full scale -16dBに調整可能な最小入力レベル) |
アナログ出力 | |
アンバランス | |
コネクター | RCAピンジャック |
出力インピーダンス | 200Ω +/-10% (不平衡) |
規定出力レベル | -10dBV +/-2dB (Full scale -16dB) |
最大出力レベル | +6dBV +/-2dB |
デジタル入力 | |
COAXIAL | |
コネクター | RCAピンジャック |
フォーマット | IEC 60958 コンシューマユース (S/PDIF) |
OPTICAL | |
コネクター | TOSLINK |
フォーマット | IEC 60958 コンシューマユース (S/PDIF) |
入力可能サンプリング周波数 | 32kHz~48kHz |
デジタル出力 | |
COAXIAL | |
コネクター | RCAピンジャック |
フォーマット | IEC60958 コンシューマユース (S/PDIF) |
OPTICAL | |
コネクター | TOSLINK |
フォーマット | IEC60958 コンシューマユース (S/PDIF) |
ヘッドホン出力 | |
コネクター | 6.3mm(1/4")ステレオ標準ジャック |
最大出力レベル | 20mW+20mW以上(32Ω負荷) |
KEYBOARD | |
コネクター | Mini DIN 6pin (PS/2) |
CONTROL I/O | |
電源 | AC100V、50/60Hz |
消費電力 | 16W |
外形寸法 | 482.6(W)×94(H)×309(D)mm |
質量 | 4.2kg |
同梱品 | 電源コードx1 |
ワイヤレスリモコン (TASCAM RC-RW900)x1 | |
リモコン用単4形乾電池x2 | |
ラックマウントビスキットx1 | |
TASCAM ID登録ガイドx1 | |
取扱説明書(保証書付き) |
オーディオ性能
周波数特性 | |
再生時 | 20Hz~20kHz +/-0.8dB |
録音時 | 20Hz~20kHz +/-1.0dB |
S/N比 | |
再生時 | 95dB以上 |
録音時 | 90dB以上 |
ダイナミックレンジ | |
再生時 | 95dB以上 |
録音時 | 90dB以上 |
歪率 | |
再生時 | 0.006%以下 |
録音時 | 0.008%以下 |
チャンネルセパレーション | |
再生時 | 90dB以上(1kHz) |
録音時 | 80dB以上(1kHz) |
ワウフラッター | 測定限界以下(0.001%以下) |
※RoHSに対応しています。
※仕様および外観は改善のため予告なく変更することがあります。
インフォメーション
最新のバージョン情報 | |
システムファームウェア | V1.01 |
ドライブファームウェア | VT.4A |
- サンプリングレートコンバーター(SRC)がONのとき、44.1kHz以外のデジタル入力信号を録音すると、録音開始約20秒後にノイズが記録される不具合を修正しました。
- デジタル入力信号を安定させるために、録音待機状態となるまでに時間がかかる場合があります。その際は画面上に"Clock Check"と表示されます。
- 録音待機中は入力信号選択(INPUT SELECT)とサンプリングレートコンバーター(SRC)の切り換え操作が行えなくなります。
製品に関するお知らせ
仕様書/外形図
CDプレーヤー/レコーダー比較表 | 2022-11-29 | 166.6 KB |
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仕様書 | 2022-07-06 | 331.9 KB |
外形図 (PDF) | 2022-07-06 | 414.2 KB |
外形図 (DXF/PDF) | 2022-07-06 | 1.8 MB |
取扱説明書
取扱説明書 | 2022-07-06 |
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ドキュメント
リリースノート | 2024-04-15 | 1.7 KB |
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ファームウェアアップデートマニュアル | 2024-04-15 | 59.5 KB |
ファームウェア(本体)
ファームウェア V1.01 | 2024-04-15 | 418.5 KB |
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カタログ
TASCAM プロ・業務・PA機器総合カタログ 2024年12月 | 2024-12-27 | 26.8 MB |
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CD-RW900SX カタログ | 2022-07-19 | 1.2 MB |
FAQ
オートトラックのDDモードはDATには対応しておりません。
CD、MDのみの対応となります。
アナログ入力時のオートトラック機能は、S_SVL(サウンドレベル)で設定した値をスレッショルドレベル(しきい値)として、入力の音楽信号がこの値より低い状態が2秒以上続いた場合に、装置が『曲が終了した』と判断し、次の曲の始まりでトラック番号を更新します。このため、クラッシックなどで楽章の途中に数秒間音が無くなる場合や、非常に小さい音が続く場合は装置が無音状態で曲が切り替わったと判断し、曲の途中でもトラック番号が更新されることがあります。
逆にライブ録音で曲が終了しても拍手やMCが続く場合などは、曲の切り替わりを検知できないため、オートトラック機能でトラック番号が更新されない可能性があります。
また、元のソース(音源)が、レコードやテープの場合は曲間の無音部分に傷やホコリによる”プチッ”といったノイズを音として判断したり、テープのヒスノイズのレベルが上記のS_LVL設定値を上回っている場合、常に音が出ていると判断して同様にオートトラック機能が働かない可能性があります。
オートトラック機能を正しく機能させるためには、上記のS_LVLと録音レベルの設定が非常に重要になります。一般的にレコードやテープ等のアナログ音源の録音をする場合は、S_LVLは高めの値に設定し、CD等のノイズが少ない音源を録音する場合はS_LVLの値を低めに設定することで、ポップスや歌謡曲など曲間が空いた音楽ソースは意図した場所でトラック更新を動作させることができます。 加えて録音レベルもレベルオーバーしない範囲でできるだけ高めに設定していただくことで、オートトラック機能も正しく働くようになります。 具体的な設定につきましては取扱説明書をご参照ください。
<実際の曲数より曲番が少なくなる場合>
S_LVLの設定が低すぎるため、本来の切り替え箇所を検知できてない可能性があります。この場合は、S_LVLを1~3段高めの設定に変更してお試しください。 これでも正しくトラック番号が更新できない場合は、マニュアルトラック(手動での曲番付)設定をお試しください。
<実際の曲数より曲番が多くなる場合>
S_LVLの設定が高すぎるため、本来の切り替えたい箇所以外の部分でトラック番号が更新されている可能性があります。 この場合は、S_LVLを1~3段低めの設定に変更してお試しください。 また、録音レベルが低い場合も曲番が多く付いてしまう原因になりますので、ご注意ください。 これでも正しくトラック番号が更新できない場合は、マニュアルトラック(手動での曲番付)設定をお試しください。
録音中に曲間や楽章の切り替わりなど任意の場所で、本体もしくはリモコンの「RECORD」ボタンを押すことで、録音を中断せず継続しながらトラック番号を手動で更新することが可能です。 オートトラックが正しく動作しないクラッシックタイトルやライブ盤などに有効です。