ティアック株式会社 (本社:東京都多摩市、代表取締役社長:英 裕治) は、TASCAM (タスカム) ブランドから、株式会社JVCケンウッド・公共産業システム (本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:上原 輝久) の技術協力のもと製品化を行った設備用ラックマウントデジタルミキサー『MX-D1606』を国内市場に向けて8月下旬に出荷を開始いたします。
品名 | 型名 | メーカー希望小売価格 (税込) | 発売開始予定日 |
設備用ラックマウント デジタルミキサー |
MX-D1606 | 495,000円 | 2023年8月下旬 |
『MX-D1606』は、12入力/4出力とUSBオーディオインターフェース機能を搭載し、フェーダーを装備したマトリクスミキサーです。『MX-D1606』は、文教・会議室・商業施設などの音響システムの中核をなすもので、これらの市場で多くの納入実績を誇る株式会社JVCケンウッド・公共産業システムのノウハウのもと、同市場で求められる仕様を反映させ製品化した設備用ラックマウントデジタルミキサーです。『MX-D1606』をTASCAMブランドの業務用録音再生機器ラインナップに加えることで、設備音響市場におけるソリューション拡充を図ります。
『MX-D1606』は、最大4つの場所にそれぞれの音量バランスで音声送出が可能。60mmフェーダーや、システムの状態を瞬時に把握できる各種LEDを装備。また、ハウリングサプレッサーやアナウンスミューティング、ミュージックミューティングのほかDSPを搭載し、各出力には6バンド出力イコライザー、ディレイなど設備音響システムに欠かせない機能を備えています。 尚、専用に用意されたソフトウェア『TASCAM MX-D CONNECT』により、これら内蔵DSPの設定がおこなえるだけでなく、システム設計から施工現場での最終調整までをサポートします。
『MX-D1606』は、音量バランスの確認や、トラブル対処が即座に可能な60mmの入出力フェーダー、入出力のルーティングが一目で確認可能なLEDを装備。最大16種類のプリセットを本体に記憶でき、メモリーボタンに登録した4パターンから運用に合わせた音響システムに素早く切り替え可能です。
『MX-D1606』は、ハウリングが起こりやすい周波数ポイントやレベルを事前に検出し抑制する『プリセットフィルター』とリアルタイムにハウリングの発生や成長を抑制する『アクティブフィルター』でハウリングを未然に防ぐことができます。
また、BGMソースを自動的に減衰し、明瞭なアナウンス環境を提供する『アナウンスミューティング』や、指定したステレオ入力に信号が入力されるとその他のステレオ入力を自動的にフェードアウトし、定時放送や予鈴などを明瞭にする『ミュージックミューティング』を搭載しています。
『MX-D1606』の各出力には6バンドEQを搭載。それぞれパラメトリック/ローカットフィルター/ハイカットフィルター/HIGHシェルビング/LOWシェルビングのいずれかを選択できます。さらにJVCケンウッド社のスピーカーに対応したEQプリセットを標準搭載するほか、スピーカー保護のためのコンプレッサーや広い空間の音像定位を補正するディレイなど設置場所に適した調整/補正が可能です。
『MX-D1606』は、2入力/2出力のUSBオーディオインターフェース機能を搭載しています。パソコンへのドライバーインストールは不要で、ウェブ会議やプレゼン環境の構築が可能です。
Windowsパソコンから『MX-D1606』の設定・制御が可能な無償ソフトウェア『TASCAM MX-D CONNECT』は、オフライン・オンライン編集に対応。プリセットのインポート・エクスポートも可能です。また同一ネットワーク上にある複数台の『MX-D1606』を一元管理することも可能で、システム設計から現地での最終調整までの一連のワークフローを強力にサポートします。
『MX-D1606』は、Ethernet、RS-485、REMOTE I/Oによる外部制御に対応しており、当社が公開するプロトコル仕様に準拠したシステムを設計することで、専用ソフトウェア、オプション品以外でも外部制御が可能です。尚、プロトコル仕様書は製品のウェブページで近日公開予定です。
詳細仕様はこちらをご確認ください。
『MX-D1606』https://tascam.jp/jp/product/mx-d1606/
壁埋め込み型コントローラー『RC-W100』https://tascam.jp/jp/product/rc-w100/
抜け防止ロック機構付き電源コード『AC-1800L』https://tascam.jp/jp/product/ac_code/
全国の設備機器代理店ならびにティアックストア