ティアック株式会社(本社：東京都多摩市、代表取締役社長：英 裕治)は、TASCAM(タスカム)ブランドの64チャンネル デジタルマルチトラックレコーダー/プレーヤー『DA-6400』シリーズにおいて、トランスポートリモートコントローラーの対応や、タイムカウンターのディマーによる視認性向上など、マルチトラック音声再生機能を拡充させたファームウェアの無償アップデート『V3.00』をリリースいたしました。

DA-6400

『DA-6400』シリーズは、MADIやDanteなど様々なオーディオインターフェース規格に対応した、1Uサイズの64チャンネル デジタルマルチトラックレコーダー/プレーヤーです。標準モデル『DA-6400』に加え、電源の二重化に対応した『DA-6400dp』をラインナップしています。

ファームウェアV3.00では、ユニバーサルリモートコントロールユニット『RC-900』で再生や録音、テイク移動などが可能となったほか、マルチトラック再生に適した表示機能や誤操作防止機能が追加され、ユーザビリティが向上しました。劇場やアミューズメント施設において、場面に合わせてそれぞれのコンテンツを交互にマルチトラック再生する運用では、『RC-900』を使用することで次のコンテンツの再生待機を素早く行うことができます。

劇場でのマルチトラック再生システム例

このシステムは四季株式会社様「劇団四季」に採用され、既にいくつかの劇場で導入、運用されています。

ユニバーサルリモートコントロールユニット『RC-900』に対応

『RC-900』は、TASCAMレコーダー/プレーヤーのRS-232C端子に接続してトランスポートコントロールをリモートで行う、リモートコントロールユニットです。
再生や録音、停止、ジョグダイヤルによるサーチ、テイクの移動のほか、マークポイントの登録やマークポイントへの移動が可能で、『DA-6400』シリーズの操作性が向上します。

※RC-900を接続するためには、DA-6400シリーズ本体をRS-232C対応とする改造が必要です（有償）。
※RC-900のファームウェアはV1.50以上へのアップデートが必要です。

テイク名を見やすくするためタイムカウンターのディマーに対応

タイムカウンター部分の表示を暗くして再生するテイク名を見やすくすることができます。暗さは8段階で調整が可能です。

ホーム画面に再生設定状態を表示

オートレディ機能およびシアタープレイ機能の設定状態を表示することで、再生運用の状態を常に確認することができます。

マークポイントの誤登録を防止するロック機能

再生時の操作において、誤ってマークポイントを登録できないようにするロック機能を追加。再生状態の監視の妨げとならないように、登録操作時のポップアップメッセージを表示しないようにすることもできます。

ファームウェアV3.00の主な特長

• リモートコントロールユニット『RC-900』対応により操作性を向上
• マルチトラック音声再生に適した表示機能を追加
• 再生の運用において誤操作を防止する機能を追加