2015年9月9日

ティアック株式会社(本社：東京都多摩市、代表取締役社長：英 裕治)は、TASCAMブランドのリニアPCMレコーダー DR-22WL/DR-44WL用『V1.20ファームウェア』を公開いたします。

 

 

Wi-Fi経由でのフルリモートコントロールを実現したDR-22WL/DR-44WLに、レコーディングライフを充実させる新機能が加わりました。V1.20（バージョン1.20）ファームウェアは、無償でTASCAMホームページからダウンロードすることができ、ご自身でお持ちのDR-22WL/DR-44WLをアップデートしていただくことが可能です。

V1.20で特筆すべきは、録音ファイルに録音セッティング情報を埋め込むことができるXRI(eXtended Recording Information)機能の搭載です。どのレコーダーで録音され、どのような録音レベルで、どの入力の音が使われたのか、BWFフォーマットの音声ファイルに対してセッティング情報を音声とともに記録することができます。録音のセッティングを後から確認できるためレコーディングのノウハウを蓄積しやすくなります。

加えて、Wi-Fi経由で接続されたスマートホンアプリTASCAM DR CONTROLからリモートコントロールを行っている場合は、スマートホンで取得したGPS情報も埋め込むことが可能です。屋外のレコーディングでは録音場所の情報が非常に有益です。GPS情報を含んだXRI情報は野鳥、環境音、電車の走行音、航空機の録音など屋外でのレコーディングにおいて大変便利です。

レコーディングにおいて録音レベル設定をはじめとする入力設定は音質を決定する非常に重要な要素であり、音声とともに記録できることには大きな可能性があると考えました。60年以上レコーダーをリリースし続けるTASCAMからの新たな提案が、XRI機能です。

XRI機能はDR-22WL/DR-44WL以外のTASCAMリニアPCMレコーダー、アプリケーションへの展開も予定しております。また、様々なレコーダーにXRI機能が搭載されることで、より高い利便性が提供できると考えております。仕様の公開を予定しておりますので、XRI機能の搭載をご検討いただけるレコーダーメーカーのご担当者様、仕様に関してご興味をお持ちの方は、タスカムカスタマーサポート宛にお問い合わせいただくか、もしくはTASCAMホームページのニュースリリースにご注目ください。

尚、V1.20では他にも機能追加、改善が実施されております。詳細はTASCAMホームページをご覧ください。

XRI機能が搭載された最先端のリニアPCMレコーダーDR-22WL/DR-44WL V1.20で、より豊かなレコーディングライフをお楽しみください。

 

【V1.20の主な特長】

【XRI対応機種】

【XRI対応アプリケーション】

 

※機能の詳細、制限事項などはTASCAMホームページでご確認ください。
※XRIはティアック株式会社の登録商標です。
※仕様は改善のため変更することがあります。

製品詳細情報についてはこちらをご覧ください。
『DR-22WL』、『DR-44WL』、『TASCAM DR CONTROL』

以上