2013年6月19日
ステレオマスターレコーダー/ADDAコンバーター
『DA-3000』を新発売
ティアック株式会社(本社:東京都多摩市、代表取締役社長:英 裕治)は、ステレオマスターレコーダー/ADDAコンバーター『DA-3000』をTASCAM(タスカム)ブランドで全国の楽器店および設備機器代理店を通じて発売開始いたします。
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品名 |
型名 |
希望小売価格 |
発売予定日 |
ステレオマスターレコーダー/ADDAコンバーター |
DA-3000
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オープンプライス |
2013年8月下旬 |
ハイサンプリング録音に対応した高音質マスターレコーダーと、高音質DAコンバーターが融合。
レコーディングエンジニア必携の業務用ステレオマスターレコーダー/ADDAコンバーター。
『DA-3000』は、マスター音源を高品質で残したいニーズと、どのスタジオでも高音質でモニタリングしたいニーズの双方を1台で実現することができる、レコーディングエンジニア必携の業務用レコーディングデバイスです。DAW制作環境に導入することで、日々のモニタリング環境が安定、改善できるだけでなく、ハイサンプリングによる高解像度でのマスター音源保存が可能になります。
レコーダー部は、PCM192kHzによる録音に加えDSD2.8/5.6MHzによる録音に対応。音楽の特性に合わせた録音方式を選んで保存することが可能です。記録メディアは高い運用効率を実現するため、容易に移動や入手が可能なSDHCカードおよびCFカードを採用しています。複数台での同期走行も可能で、録音・再生ともにサンプル精度での同期走行を実現。DSDマルチトラック録音環境も構築することができます。
入出力端子は業務用音響機器との接続を考慮し、様々な形式の入出力端子を装備。アナログはRCA/XLR、PCMデジタルはRCA COAXIALとXLR AES/EBUによる入出力を装備しています。もちろんDSDデジタル接続も可能で、BNC SDIF-3入出力端子を装備しています。
単純なマスターレコーダーにとどまらず、AD/DAコンバーターとしても活用できる高品位なオーディオ回路が『DA-3000』のもうひとつの顔です。デジタル回路とアナログ回路用に別々の巻き線を持つEIコアトランスを電源部に採用し、出力側オーディオ回路は高品位なモノ回路を2系統搭載するデュアルモノーラル構成とすることで、高音質出力を実現しています。また、オーディオ回路全段においてバランス構成として、入出力双方のノイズを低減しています。デジタルオーディオにおけるクロックの重要性は既知の要素ですが、このクロック精度にも配慮を行いました。精度1ppmを誇るTCXO(温度補償型水晶発振器)を搭載し、クロックジェネレーター単体機に迫る高精度クロックを基準にデジタルオーディオ処理を行っています。
ティアック株式会社では、1953年の創業以来数多くのステレオ録音機を発売してまいりました。オープンリールに始まり、カセット、CD、DAT、MDなど様々なメディアに対応し続け、2001年にはDSD録音を実現したDS-D98を発売しました。『DA-3000』はその正統進化と呼ぶに相応しい、現代のレコーディング現場に最適な業務用ステレオマスターレコーダー/ADDAコンバーターです。
【主な特長】
- 最大でPCM 192kHz、DSD 5.6MHzのハイサンプリングステレオ録音に対応
- 様々な環境に対応する豊富な入出力端子
- 操作性を高めたユーザーインターフェース
- 複数台の同期録音に対応、PCM/DSDハイサンプリングマルチトラック録音・再生が可能
- 出力側オーディオ回路は、左右チャンネルの干渉を排除するデュアルモノーラルサーキット
- 低ノイズを実現するフルバランスサーキットと高品位ADコンバーター
- 試聴評価を経て慎重に選定された高品位パーツの数々
- 高音質を支える電源部(EIコアトランス)と高精度TCXO(温度補償型水晶発振器)
- モニタリングに不要なノイズを排除するファンレス設計
【その他の特長】
- SDHCカード/CFカードへのステレオ録音が可能
- 録音フォーマット
PCM:BWF(44.1/48/88.2/96/176.4/192kHz、16/24bit)
DSD:DSDIFF/DSF(2.8/5.6MHz)
- SDカードスロット装備(SDHC 4~32GB対応)
- CFカードスロット装備(UDMA対応)
- WAVファイルの再生が可能
- カスケード機能による複数台の同期走行が可能
- ステレオ入力を2つのモノラルファイルで録音可能
- 1曲で最大99ポイント設定できるマーク機能(BWF対応ソフトウェアでマーク情報を活用可能)
- あらかじめ設定されたシンクレベル以上の信号が入力されたときに自動で録音を開始するシンク録音機能
- 入力ボリューム調節機能(0.5dB step)
- 録音を継続したまま、自動的にファイルを更新するオートトラックインクリメント機能(検出ソース:レベル、ファイルサイズ、デジタル入力)
- 録音中に任意の位置でファイルを更新できるトラックインクリメント機能
- 録音中の問題箇所を素早く確認できるオートマーク機能(検出ソース:レベル、外部クロックのアンロック)
- ファイル名の形式をユーザーワードまたは日付のどちらかに設定可能
- リピート再生機能(全曲/シングル)
- フォルダ内のファイルを再生するフォルダ再生機能
- 再生したいファイルを登録可能なプレイリスト機能
- 録音後のファイル整理に活躍するディバイド/デリート機能
- ひとつ前の操作に戻れるUNDO機能
- USBホスト対応、USBメモリー内のファイル再生およびSDHC/CFとのファイルコピーが可能
- ファイル名の変更が可能
- 日本語のファイル名が表示可能
- USBキーボード接続時はダイレクトロケートが可能
- クロックマスターが選択可能(INT、WORD、Digital IN)
- アナログ入出力のリファレンスレベルを設定可能(-9/-14/-16/-18/-20dBFs)
- デジタル入力にサンプリングレートコンバーター搭載(32kHz~216kHz対応)
- パソコン上で作成した音声ファイルの再生が可能(本機再生対応フォーマットのみ)
- オシレーター搭載(440Hz、1kHz、10kHz)
- 入力音を録音せずに出力するインプットモニター機能
- WEBサイトからファームウェアをダウンロードすることによりアップデートが可能
- 視野角の広い128x64ドット有機ELディスプレー
- レベル確認を容易にする輝度調整可能な24ドットステレオLEDレベルメーター
- クロックソースがインターナル時により高い精度での動作を実現するクリスタルダイレクト方式
- 電源OFF時も設定を保持するバックアップメモリー搭載
- スタジオ機器にマッチするアルミフロントパネル
- 3Pインレットタイプの電源ケーブル装備
- 付属のワイヤレスリモコンRC-10による操作が可能
- 45mW/chのステレオ標準ジャックヘッドホン出力端子
- USBキーボード接続用USB端子
- XLR デジタル入出力端子(対応フォーマットAES3-2003/IEC60958-4:AES/EBU)
- RCA COAXIALデジタル入出力端子(対応フォーマットIEC60958-3:S/PDIF)
- BNC DSDデジタル入出力端子(対応フォーマットSDIF-3/DSD-raw)
- RCA アナログアンバランス入出力端子
- XLR アナログバランス入出力端子
- 1U、EIAラックマウントサイズ
【一般仕様】
電源 |
AC 100V、50/60Hz |
消費電力 |
24W |
外形寸法 |
483(幅) x 45(高さ) x 305(奥行き) mm |
質量 |
4.2kg |
※RoHSに対応しています。
※仕様は改善のため変更することがあります。
製品詳細情報についてはこちらをご覧ください。
『DA-3000』