2488
24トラックHDD MTR/CD-R付き
この製品は生産完了になりました。
後継機 DP-24 をご確認ください。
『2488』は、記憶媒体にHDDを搭載した24トラックMTR(マルチトラックレコーダー)です。
またCD-Rドライブおよびマスタリング機能を搭載することにより、録音からミックス、CD作成まで本体のみで完結することが可能です。
取扱説明書
リファレンスマニュアル | 2010-09-17 | 1.7 MB |
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取扱説明書 | 2010-09-17 | 5.8 MB |
FAQ
2488neo は、これまでの2488 、2488MKII には搭載されていなかった、マスタリングエフェクターを搭載しております。
音圧を上げてより高いクオリティの楽曲仕上げが可能となりました。
下記に仕様変更点を記します。
< 2488MKII >
2488 からの変更点
- 色変更
- 80GB HDD (2488: 40GB)
- アコースティックシミュレーターおよびオーバードライブエフェクト追加
- CD製作時に 1 SONG 内で複数のトラック分割が可能
- TGフェーダー → サブミックスフェーダー
< 2488neo >
2488MKII からの変更点
- 色変更
- マスタリングエフェクターを搭載
本機は、システム上お客様ご自身でのHDD交換が行なえない仕様になっています。
そのため、HDD交換を必要とする故障が発生した場合は、ティアック修理センターまで修理をご依頼ください。
現在のソングに割り当てられたメモリ容量が不足しています。
各トラックの録音・編集履歴は、アンドゥ機能のために内蔵のメモリ上で管理されています。録音や編集を繰り返すとメモリを消費し、空き容量が不足することがあります。
メモリはソング毎に割り当てられますので、メモリが不足しているソングの空メモリ容量を増やすためには、MENU → SONG → DELETE UNUSED 機能で、不要なデータを消去してください。
なお、この機能は実行するとやりなおしはできませんので、ご注意ください。
本機のSONGを結合することはできません。
本機のSONGを結合することはできません。
本機のUSB設定で、USBをOPENにしてください。
MENU→DISK→USB OPEN/CLOSE
また、本機の設定に問題がない場合、PCのUSBポートを変更してお試しください。
(USBハブはご使用にならず、PCに直接接続してください。また、競合をさけるため、他のUSB機器は外してください。)
シーンメモリの情報を記憶していないとのことですが、オートメーションのような機能とお考えではございませんでしょうか?
本機のシーンメモリは、フェーダーなどの情報を記憶しておりますが、手動で各SCENEをLOADする必要がございます。
※オートメーションの様に時間情報を記憶して自動的に情報が変化するという機能ではございません。
例えば、下記のようにそれぞれのセクションでフェーダーなどの情報を保存していただき、ミックスを行う際に、手動でSCENEをLOADする作業が必要です。
下記は一例ですが、マスタリングの段階で再生中に下記のタイミングで、SCENEをLOADしてパラメーターを変更します。尚、フェーダーは動作しません。
例>
Intro→SCENE01
A→SCENE02
B→SCENE03
C→SCENE04
Vamp→SCENE01
各セクションで最適な状態になりましたら、その都度SCENEをSAVEしてください。
本製品は、業務用記録装置として設計されておりますので、データ用CD-R/RWはお使いいただけます。
お客様の責任と負担にて、著作権者の適正な許諾を受けてください。
私的録音をされる場合は、民生用機器をご使用ください。
WAVファイルを共有、データ交換などして、他の人と同じ曲を作っていくことは可能です。
WAVファイルをインポート、エクスポートにて、SONGを作成できます。
リバーブやディレイといったエフェクトをかける場合は、本機のシングルエフェクトを使用します。下記の手順をご確認ください。
■ 内蔵シングルエフェクトに信号を送出する。
- まずは、エフェクトをかけたいトラックを選択します。
各トラックの「SELECT」キーを押し、目的のトラックを選択状態にします。 - 「SEND」ボタンを押すとLCDディスプレーに「EFFECT SEND」と表示されます。
「LOOP」「EFF1」「EFF2」と同じ項目が3つございますが、内蔵エフェクトご利用の場合は、「LOOP」項目を使用します。
※「EFF1」「EFF2」は外部エフェクト接続時に使用します。 - 「POS」→エフェクト信号の位置を決定します。ここでは「POST」に設定します。
「LVL」→該当チャンネルのエフェクト音のレベル調整になります。最適な音量になるまで、JOGダイヤルでつまみをあげてください。
「MSTR」→センドマスターレベルの調整が可能です。最適な音量になるよう、JOGダイヤルで調整します。
以上で、内蔵エフェクトに信号が送出される状態になりました。
次に内蔵エフェクトの設定を編集します。
■ 内蔵シングルエフェクトの編集
- 「SINGLE」ボタンを押します。
- 「SINGLE EFFECT」画面が表示されましたら、現在設定されている
エフェクトが表示されます。 - 「CURSOR」キーで各設定を選択し、JOG/DATAキーで値を編集します。
本機は一台でCD制作までを可能にするMTRですが、プロが様々な機材を駆使して制作した市販の音楽CDのようなクオリティー(聴感上の音量や音圧を含め)には及びません。
音楽制作(録音からミックス、マスタリングに至るまで)は、楽器演奏と同じように、鍛錬された経験と技術が必要で、市販のCDの場合、膨大な時間と人材、費用をかけてつくられるものです。
個人の方が本機一台のみで、できるクオリティーには限界があるかと存じますが、録音テクニックを磨くことで、よりよい音楽が制作できるようになります。
こういった音楽制作のテクニックは、ご使用される機材の説明書には書かれておりませんので、市販の書籍などをご参考にしてください。
※より大きな音で制作するためには、録音時の入力レベルをできるだけ大きく(もちろん歪ませずに)録音する事が大切です。録音されたレベルが小さければ、ミックスのバランス上、マスタリング時に全体の音量を上げられません。
なお、2488NEOはマスタリングエフェクトを備えておりますので、より音圧を上げることが可能となりました。
レシオ3:1に設定される場合は、本機のRATIOを24に設定してください。
また、本機のポストゲインがリリースタイムとなり、下記の数値をご参考にしてください。
PostGain 0 〜100 = Release Time 10ms〜1000ms
本機のEFFECT SEND端子を使用して、外部エフェクトをループ接続することが可能です。
本機にはRETURN端子を設けておりませんが、お好きなチャンネルをエフェクトのリターンとしてご使用ください。
例えば、GとHをステレオリンクして、サブミキサーにアサインすることで、エフェクト音のリターンチャンネルとなります。同様にお好きなチャンネルからお好きなトラックにアサインすることで自由にエフェクトを返すことが可能です。